出版社内容情報
2024年大河ドラマは紫式部!
名作『源氏物語』の作者が直木賞作家の手によって等身大の女性として鮮やかに蘇る。
時は平安時代――。藤原家に生まれた香子は、一人の女性として悩みながら、物書きの才能を開花させていく。
彼女はいかにして「紫式部」となったのか。そして『源氏物語』の執筆の陰にある彼女自身の物語とは……。
時の権力者道長との関わりなど、小説ならではの展開の中に実像を追う。
作中に登場する人物たちが織りなす和歌にも注目!
「紫式部は歴史に残る大作『源氏物語』の作者である。わが国物書きの最高峰の先達と考えていた。いつかは始祖紫式部の生まれ育ち、生き方について書きたい、と思うようになっていたのである」(「あとがき」より)
解説に、中山義秀文学賞や新田次郎文学賞などで注目の作家・奥山景布子氏が特別寄稿!
内容説明
庭先の楓が紅く色付いている。藤原香子(紫式部)は、この日も筆を執った。殿方の愛を受ければ女は美しくなるのか。だが、香子には物語や歌も大切だった。そんな彼女にも、いつしか心を許した男性が―。しかし、裏切りと心に負った傷が香子を苦しめる。朝廷内の権力闘争や、すり寄ってくる男たちに翻弄される日々。そして、藤原道長との出会いがもたらしたものとは。様々な苦難や葛藤を乗り越え、香子は唯一無二の“物語”を綴っていく。
著者等紹介
三好京三[ミヨシキョウゾウ]
1931年岩手県前沢町(現・奥州市前沢区)に生まれる。50年岩手県立一関高校を卒業後、県下小学校教員を勤め、71年慶應義塾大学文学部を通信教育で卒業。75年『子育てごっこ』で第41回文学界新人賞、77年単行本となった同作品で第76回直木賞を受賞。享年76(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポメ子
なおお
ドットジェピー
かが
うり坊
-
- 和書
- 見てわかるTCP/IP