出版社内容情報
夜が怖い。あの人のいない夜が怖い。
だから――わたしは書き続ける、
彼とわたしの優しくて残酷な物語を。
塾の教え子の父親と関係をもった凪子。
会えない寂しさを埋めるように
彼女は彼への想いを筆に載せる。
この手紙は、
彼とわたしが愛し合った確かな証。
いつかふたりの物語を書きたい。
夢に手が届きそうになったまさにその時――
なぜ、こんなことが起こったのか。
それは赦されざる恋か。
どうしても忘れられない人がいる、すべての読者に贈る恋愛小説の不朽の名作が
待望の文庫化?
内容説明
京都にある小さな塾の講師をしていた凪子は、ふとしたきっかけから教え子の父親と関係を持ってしまう。会えない寂しさを埋めるように、凪子は彼への想いを筆に任せる。この手紙は、彼と私が愛し合った確かな証。いつかふたりの物語を書きたい。夢に手が届きそうになった時、彼女を待ち受けていたある運命―。なぜ、こんなことが起こったのか。これは赦されざる恋なのか。どうしても忘れられない人がいる、すべての読者に贈る切なすぎる恋愛小説。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。サンリオ「詩とメルヘン」賞、「海燕」新人文学賞、島清恋愛文学賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化賞などを受賞。児童書、一般文芸書、共に著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honoka
20
相手の奥さんとの修羅場よりもっと酷い。純愛のように書いているけど、ただの不倫としか思えない。ゆえに凪子の言動に寄り添えない。2024/06/06
くるまやさん
3
罰、全然足りてない。2023/08/28
りょう
2
恋愛至上主義のような世の中だけど、実はとても残酷なものだ、ということをわかってる人がどれだけいるのかなあ。2023/06/29
O
2
この先に幸せはないだろうなと思いつつ、どういう終わり方をするのか、タイトルとはどのように繋がるのかを暗い気持ちを持ちつつ読み進めました。 どんなカタチであれ、人を想う気持ちは原動力に変換されるんだなとしみじみ思いました。2023/06/25
ねぎまぐろ
1
★★★2024/05/26