出版社内容情報
幼いころに徳川家康の家臣・服部半蔵に命を救われた瑠璃。
その時、半蔵が見せた薬草の使い方に興味を持ち、保護された村で出会った師匠から本草学の書籍をもらい受け、薬師になる夢を膨らませる。
その後、家康の祖母に小間使いとして仕え、本草学の知識を生かして体に良い茶を煎じる日々を過ごす。半蔵もそんな瑠璃を気にかけ、何度も様子を見に来ていた。
一方、今川家での人質として暮らしに鬱屈していた松平元康(徳川家康)。
今川義元の姪(瀬名・築山御前)との望まぬ婚姻が決まり、その報告に祖母の家を訪れる。そこで、出会ったのが小生意気な少女・瑠璃だった。
その後、時代は流れ、桶狭間の戦いを経て戦国大名へと昇り詰めていく家康。
しかし、決して安穏な日々ではない。武田信玄による三河侵攻、織田信長からの圧力・・。
そして重要性を増す瑠璃の師匠がもつ各大名の病状と処方箋を記した覚書の存在。
心労の絶えない家康の傍らで瑠璃は茶をそして薬を煎じて支える。
そして、突然の家康からの告白。「私のそばにいてほしい。共に戦のない世の中をつくりたい」。瑠璃の心は大きく揺れる。
しかし、幼いころから瑠璃を見守り続けた半蔵も、密かに瑠璃に想いを寄せており――。
戦国乱世において、家康の体調や精神を支え、共に歩んだ女性の物語。
内容説明
幼いころに松平元信(徳川家康)の家臣・服部半蔵に命を救われた瑠璃。保護された村で出会った師匠から本草学の書籍をもらい受け、薬師になる夢を膨らませる。一方、家康は桶狭間を経て、戦国大名へと昇り詰めていく。しかし、外からは武田の侵攻や織田信長からの圧力。内では正室・築山御前とのすれ違い。心労の絶えない家康の傍らで、瑠璃は茶や薬を煎じて支え続ける。
著者等紹介
鷹井伶[タカイレイ]
兵庫県出身。2013年より小説を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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