倫理の力―複雑化する世界を生き抜く方法

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倫理の力―複雑化する世界を生き抜く方法

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267023712
  • NDC分類 150
  • Cコード C3036

出版社内容情報

「先端の倫理」とは――人が何かを選択・判断する際に法や制度が届かない領域(先端(エッジ))において、唯一の行動をする上での規範となるもの(倫理的思考)。そして、その領域は常に変化を続けている。たとえ法律の保護がおよぶ範囲(違法性がない)でも、さらにそれよりも高い位置に存在する。

すべての事象には「物語(ストーリー)」がある――。
なぜ、その意思決定をしてしまったのか。その選択にいたるまでにどんな要因が生じたのか。
何があなたに倫理的選択をさせなかったのか。
そして倫理的で正しい判断をするために意識すべきこととは――。
いま混沌とする日本社会に暮らす人々にもぜひ読んでもらいたい一冊。

スタンフォード大学で実際に学生たちに行われた講義を元に、

倫理を動かす六つの力――
二択の消失(Banished Binary)
力の拡散(Scattered Power)
伝染(Contagion)
崩れかけた柱(Crumbling Pillars)
境界の曖昧化(Blurred Boundaries)
真実の歪曲(Compromised Truth)

それぞれの「力」をテーマに、実際の企業や個人がしてきた様々な「選択」の事例をあげながら、ストーリーに内在する「先端の倫理」を考える。
たとえば、本書で紹介されている事例の1つ「航空機連続墜落事故」では、大手航空機の製造会社が開発した同型機が墜落する事故が多発。最初の事故が報告された後、会社は他の同型機を飛ばし続けるのか、それとも運航停止させるのか。その選択は、法律のおよぶところではなく、会社として「利益の追求か」「乗客の安全か」という倫理の先端領域における判断となる。(第1章「二択の消失」)

他にも、選挙活動における熱を帯びた主張(時としてそれは非常に攻撃的になる)が法律の枠組みを超えて人々の倫理的選択に影響を与えて伝染していく事例(3章テーマ「伝染」より)や、SNSなど法律の及ばない領域での伝染そして境界なき真実の歪曲化など、今の時代にも即した内容で、現代にも警鐘を鳴らす。
企業やあなたの選択において「先端の倫理」を働かせることがいかに重要であるか――。

「先端の倫理では、わたしたちの力と声を“使うこと”、自ら責任を負い、行動を起こし、真実のために尽力することが求められる。
わたしたちはみな、倫理が実現する(しない)のを受け身で待つのではなく、積極的に倫理を選択することができる。
希望に満ちた選択肢は、わたしたちの手の届くところに存在する。
あなたの物語、あなたが触れるすべての人の物語、そして人類の物語は、その選択をするかどうかにかかっている」(著者)

目次

はじめに 倫理の先端領域
第1章 二拓の消失
第2章 力の拡散
第3章 伝染
第4章 崩れかけた柱
第5章 境界の曖昧化
第6章 真実の歪曲
第7章 緊急対応の倫理
第8章 立ち直りと回復
おわりに 明日の先端の倫理

著者等紹介

リオトー,スーザン[リオトー,スーザン] [Liautaud,Susan]
スーザン・リオトー&アソシエーツ・リミテッドの創設者兼マネージング・ディレクターで、グローバル企業からNGOまで、複雑な倫理問題について顧客にアドバイスを行っている。スタンフォード大学で倫理の最先端についての講座をもつ一方、ロンドン大学経済政治学院の理事長を務める。さらに、非営利プラットフォーム「The Ethics Incubator(倫理の保育器)」を立ち上げ、同時に多くの国際的な非営利団体の理事会議長や委員も務めている

海後礼子[カイゴレイコ]
1972年、東京生まれ。国際基督教大学卒。成城大学大学院で西洋美術史を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。