出版社内容情報
北海道・大沼湖畔に佇む2つの児童自立支援施設。そこではさまざまな事情で親元を離れた少年少女たちが、自立のために職員たちと一つ屋根の下で暮らしていた。
施設を束ねる藤城遼平の娘・ゆきは札幌の病院で働く新人の理学療法士。偶然、父の教え子である同世代の摩耶が歌うYou Tubeを見たことから、摩耶そして同じく教え子である兄・拓弥の兄妹と出会い物語は動き始めていく……。
「非行児はずっと非行児」と、登場人物の一人は投げかける。人は変われるのか、傷を負った子供の心を大人は癒すことができるのか――。実在の児童自立支援施設を取材し、児童福祉を巡る現実とともに、愛を求めて傷つき、もがき、それでも生きていく若者たちの繊細な心情を描き上げた著者渾身の一作。待望の文庫化。
内容説明
北海道・大沼湖畔に佇む2つの施設。そこではさまざまな事情で親元を離れた少年少女たちが、職員たちと一つ屋根の下で暮らしていた。施設を束ねる藤城遼平の娘・ゆきは新人の理学療法士。偶然、父の教え子である同世代の摩耶が唄うYouTubeを見たことで摩耶のライブに訪れた。そこで摩耶の兄・拓弥と出会い…。実在の児童自立支援施設を取材し、繊細な心情を描き上げた著者の新境地。
著者等紹介
谷村志穂[タニムラシホ]
1962年、札幌市生まれ。北海道大学農学部にて応用動物学を専攻する。雑誌編集者などを経て90年に上梓した『結婚しないかもしれない症候群』がベストセラーに。91年、処女小説となる『アクアリウムの鯨』を発表。2003年、『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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