内容説明
キオスクではたらくオルガは、とても大きい体のために、キオスクから出ることができません。毎日、お客さんたちとふれあいながら、ざっしをめくって旅に出ることを夢に見ています。ある日、思いがけないできごとが次々に起こって、オルガの旅が始まります。アネテ・メレツェの絵本『キオスク』は、同名のアニメーション映画をもとに作られていて、世界中で広く親しまれています。5歳以上。
著者等紹介
メレツェ,アネテ[メレツェ,アネテ] [Melece,Anete]
1983年ラトビア生まれ。ラトビア芸術大学にてビジュアルコミュニケーションを専攻し、ルツェルン応用科学芸術大学にてアニメーションの修士号取得。現在、スイスのチューリッヒを拠点に、絵本やコミックのイラストレーションとアニメーションフィルム制作活動を展開している
くろさわあゆみ[クロサワアユミ]
黒沢歩。ラトビア滞在の16年間に、日本語教師の傍らラトビア大学にてラトビア文学の修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
120
キオスクで働くオルガはその体型ゆえにキオスクから出られず、ずっとそのなかで暮らしている。ある日ふとしたことからキオスクごと移動できることに気付いたオルガは…。すごい展開で面白い。手を伸ばせば何でも手が届くキオスクの中での生活。ものぐさのようだけどちょっと羨ましいかも。いつも楽しそうなオルガの表情も素敵でした。2022/06/02
よこたん
38
ラトビアの絵本って手に取るの初めてかも。キオスクってなんだか懐かしい響き。狭い店なのに、商品はぎっしり並んでいて聞けば何でもホイッと出てくるし、あっという間に手に乗せられるお釣りを思い出す。小さな店の中に、大きなオルガお姉さん。何でも揃っている快適な環境で、更にふくよかになりもはや出られない。トイレは?シャワーは?とツッコミは置いといて(笑) でもね、夢や望みだってある。行きたい場所見たい景色もある。ある出来事で環境が一変。えぇっ?ビックリするわ! 海原にプカプカ浮かぶオルガさんの心地よさ気な笑顔が最高。2023/02/13
chiaki
33
とってもカラフルなラトビアの絵本。これめちゃくちゃ気に入った!体が大きすぎてキオスクから出れなくなった売店のおばちゃんオルガ。トラブルもあるけど、そんなオルガの選ぶ道はただひとつ。笑 流れ流され、時には身を任せてみるもよし、自分を見失うことなく、今を楽しもう!!パワフルなオルガから、そんなメッセージを感じました♡長女は、そんなに太ってそもそもどうやってキオスクに入ったんだ?と疑問を持ってました。便利すぎて太っちゃったのかな?笑 YouTubeでアニメーションも観れるQRコードが付いていて2倍楽しめます!2022/09/22
ヒラP@ehon.gohon
33
体がすっぽりキオスクにおさまってしまって、外に出られないオルガの不思議な生活です。 お店ごと移動できることを知ったオルガの散歩もユニークですが、想像できない展開に、面白さたっぷりです。 でも、こんな生活、快適なのかなぁ。2021/10/19
どあら
33
図書館で借りて再読。キオスクで仕事や生活まで出来ちゃうなんて、便利だわぁ👍 本のQRコードからキオスクのアニメーション映画が見られて面白かったです☺️(4分50秒、3年生以上)2021/09/30