内容説明
小学5年生の2学期、転校生の和枝が学校に来なくなった。彼女が引っ越してきたのは山の中腹にある古アパート。様子を見に行った先生も謎の高熱にうなされる。心配した彩香は意を決してアパートへ向かう。そこで出会ったモノとは…。そして、彩香はまだ気付いていなかった。自身もすでに囚われてしまっていることに―。誰も住んでいないはずのアパートに暮らす謎の住人たち、大家さんさえ入ることができない開かずの部屋、知らず知らずのうちに魂の抜け殻になっていく街の人々。そして、彩香を導く不思議な少女の正体とは―渾身の書き下ろし。原点回帰の怖い物語。
著者等紹介
沢村鐵[サワムラテツ]
1970年岩手県釜石市生まれ。2000年『雨の鎮魂歌(レクイレム)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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坂城 弥生
31
表紙から連想するほど怖くはなかった。ホラーってより人間性を描いている感じだった。2020/07/24
ミーコ
26
初読みの作家さん。最初は子供向けの作品かな?と思いましたが、まずまず面白かったです。後半、引き込まれました。澪ちゃんは何者? 狭間荘、怖いです。2020/12/31
tow
8
沢村鐵さんの、こういうダークファンタジー?ダークなジュブナイル?ダークなYA作品、ほんと、好き。好きすぎる。ぜひ「あの世とこの世を季節は巡る」と合わせて読んで欲しい一冊。できたら「十方暮の町」と「封じられた街」も行ってきて欲しい。2020/08/04
まめもやし3
5
勇気ある小学生たちが謎の闇と闘うお話。202号室を覗いた時には、一体どうなることかと思ったが、澪のこれまた謎の力によって無事解決。澪の背景が知りたい。比嘉姉妹?2020/08/20
ジニー
3
★★☆☆☆2023/08/05




