内容説明
祖父の死の謎を解いたジェイコブは、特殊能力をもつ「奇妙なこどもたち」とともに、ハヤブサに変身したまま人間の姿に戻れなくなってしまったミス・ペレグリンを助けようと、ウェールズの小島から小さな船に乗って英国本土へとめざす。しかし彼らには、怪物たちの魔の手が次から次へと襲いかかる…。
著者等紹介
リグズ,ランサム[リグズ,ランサム] [Riggs,Ransom]
アメリカ合衆国メリーランド州生まれ。ケニョン大学で英文学を学び、南カリフォルニア大学シネマテレビジョンスクール出身。デビュー作「Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children」がアメリカで300万部のベストセラーとなり、2012年ローカス賞YA部門最終候補に選出される
金原瑞人[カネハラミズヒト]
翻訳家、法政大学社会学部教授
大谷真弓[オオタニマユミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
60
シリーズ第二弾、の一冊。前作よりも更にひきこまれる展開。迫り来る困難に奇妙なこどもたちがそれぞれの特殊能力を駆使してピンチに立ち向かうところがたまらなく読ませる。「何かが足りないのではなく何かを余分に持っていること…」この言葉にハッとさせられ、まるでピキューリア魂のようなものを見せられた気がした。下巻へ。2018/01/04
小夜風
34
【所蔵】つい最近DVDを見たばかりだったので、最初は設定の違いに戸惑いました。DVDを見た時はその違いはそんなに気にならなかったのですが、前作→DVD→今作…ときたら、あれ?こんなに設定違ったっけ?てか、あの双子は出てこないんだっけ?と、かなり混乱(笑)。でもすぐに物語の世界に惹き込まれました。相変わらず不思議な写真の使われ方が本当に上手いです。その写真のために無理に作った感じが全くなく、どれだけ綿密に考えて書かれているのかビックリします。ドキドキハラハラの連続で、何度あぁもうダメだ!と思ったか。下巻へ!2017/08/17
chie
16
前篇『ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち』の衝撃が強かったせいか、この続篇は何となくありきたりに感じられてしまう。といいつつ、ミス・ペレグリンは助かるのか、ピキューリアを狙うワイトの野望とどう立ち向かうのか、ジェイコブはもう二度と両親に会えないのか、続きは気になる。下巻での展開に期待したい。2019/06/09
スプリント
7
続編です。ストーリ展開は遅いですがさらなる奇妙な生き物が登場します。写真が雰囲気を盛り上げてくれます。2017/10/21
しまりす
5
ミスペレグリンと奇妙なこどもたちの続編です!映画とは異なりミスペレグリンは鳥の姿のまま戻らなくなってループが出来なくなり、島を離れます。子供たちだけの旅はとにかくハラハラドキドキ!何度もワイトに狙われますが個性を活かして闘います。ジェイコブの成長もとっても楽しみにして下巻へ2018/07/28