内容説明
パーマ屋さんの息子から国連職員へ。そして運命の3・11―故郷の復興に立ち上がった人道支援のエキスパートが綴る、半生と今後の展望。
目次
第1章 陸前高田
第2章 サンフランシスコ大学
第3章 緒方貞子さんのもとへ
第4章 UNHCRで叩き込まれたこと
第5章 運命の日
第6章 AidTAKATAを立ち上げる
第7章 いかにして世界に伝えるか
第8章 足元から世界を変えていく
特別対談 陸前高田を日本一美しい街に―戸羽太×村上清
著者等紹介
村上清[ムラカミキヨシ]
1959年岩手県陸前高田市生まれ。県立大船渡高校卒業後、サンフランシスコ大学に進学。卒業後、在米日本大使館、シティバンクなど経て、2000年にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)人事研修部長に就任。9.11後のアフガン空爆、イラク戦争、ユーゴスラビア紛争の際には、難民支援に奔走。その後ゴールドマンサックス、ドイツ銀行を経て、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン社アジア太平洋地域人事部長。2011年3月、東日本大震災直後に在京の同市出身者とともにAidTAKATAを設立。青山学院大学でMBA取得。岩手大学客員教授。陸前高田市市政アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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haijiiha
1
モンブラン 高級万年筆を一本杉で ハーバードとの連携など海外人脈を生かした 構想 ゼロベースで先進的街の復興 難民一時避難特区提言 ユニバーサルデザインなど2017/12/12
maharaja
0
たまたま同行した社員研修で案内をして頂いたのがこの方だった。後から知って大変後悔。聞きたいことがたくさんあった。陸前高田という田舎から、ゴールドマンサックス、国連人事総長などまで登りつめたスケール感凄い物語。なのにギラギラした金の匂いがしない不思議さを感じていた。利他性が凄い人。震災を機に、外資系を辞め、復興に尽力。縦割り行政の弊害も物ともせず、押し進めていく実行力。学校の進路指導の先生みたいな雰囲気あるけど、この人なら任せてみようと思える懐の深さがあった。好奇心赴くままに一生懸命やる姿を学んだ。2016/08/31