内容説明
力の限り戦った、絢爛豪華な漢たち。英雄群像の壮絶な魅力をいまここに語り尽くす!!
目次
第1章 群雄割拠の時代―始皇帝~項羽と劉邦(秦の始皇帝;陳勝・呉広の乱;反乱の拡大と秦王朝の滅亡;鴻門の会;劉邦の反撃 ほか)
第2章 激動の時代を生き抜く漢たち―漢の武帝~三国志の英雄たち(韓信・黥布の粛清、劉邦の死;呂后の専横と陣平・周勃の反撃;武帝の登場;最盛期の武帝;晩年の武帝 ほか)
著者等紹介
井波律子[イナミリツコ]
中国文学者。1944年富山県生まれ。京都大学文学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。金沢大学教授を経て国際日本文化研究センター教授。2007年『トリックスター群像―中国古典小説の世界』で第一〇回桑原武夫学芸賞受賞。2009年3月同センター教授を定年退職、現在名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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スー
18
102始皇帝から司馬炎の晋までを始皇帝、劉邦、項羽、二人を支えた家臣、武帝、衛青と霍去病、王莽、光武帝、班超、曹操、劉備、孫堅、孫策、孫権、彼等を支えた家臣を解説しながら中国の通史を学べる入門書です。しばらく中国史から離れていたので復習になりましたが、春秋戦国時代が好きなので、この時代がすっぽり無いのは悲しく勿体ないと思います。2019/07/06
まえぞう
15
ここんとこ英語本が続いているので、寝る前のクーリングダウンのために再読しました。楚漢の戦いと三国志の世界が中心ですが、項羽と劉邦だけの前者より、三国の方が絡み合いが複雑で面白いですね。2023/03/11
まえぞう
9
昨年お亡くなりになられた井波先生の連作集です。秦の始皇帝から晋による三国の統一まで、楚漢の戦いと三国の興亡に焦点を当てながら、28話からなっています。有名な言葉を紹介しながらの簡単な歴史物語になっています。2021/10/16
遊未
7
通りすがりにあちこちをチラッと覗いて行く。という印象。どうしてこうなったかな?と思うと、横山光輝著「項羽と劉邦」巻末連載だったり、とのことでなるほど、と。2020/07/08
読書実践家
5
英雄豪傑の中国史。これは、また日本史と異なるスケールを持つ。2016/01/25
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