毒唇主義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267019791
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

辛口華麗、愛情濃厚。「本音」で語った全52編。

目次

第1章 イヌという名の猫(度を越えた孫自慢;九歳の大人 ほか)
第2章 真冬の冷やし中華(南部鉄器のスヽメ;醜い親子 ほか)
第3章 最強最高の老後(先生の器;「踊り子号」の男 ほか)
第4章 男も女も横綱も(男も女も横綱も強さより深さ;プロレス都市・仙台 ほか)
第5章 闇に見えるもの(公衆電話の四季;仙台市民のあたたかさ ほか)

著者等紹介

内館牧子[ウチダテマキコ]
1948年秋田県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。三菱重工に入社後、13年半のOL生活を経て、88年に脚本家デビュー。93年第1回橋田賞、95年作詩大賞、2010年モンテカルロ・テレビ祭で三冠を受賞。大の好角家としても知られ、2000年9月より女性初の(財)日本相撲協会・横綱審議委員に就任し、10年1月任期満了により退任。06年東北大学大学院文学研究科で、「大相撲の宗教学的考察―土俵という聖域」の学位論文で修士号取得。05年より同大学相撲部監督に就任し、現在総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むつこ

26
エッセイ集。「毒」なんてあるからどれだけ辛辣なことを書いているのだろうと思っていたら、ほろっと涙がにじむ話が多かった。内館さんの生き方、ちゃんと「粋」です。2015/08/21

なにょう

19
死んじゃっててもおかしくないの大病から見事生還。からのこの8年ほどは何してたのやらとごちる著者のエッセイ。いやいやいや、大学院でお勉強なさって、相撲部の監督になられてご活躍なさってるじゃありませんか。★この世代の方から見れば、我々平成っ子はどうも頼りないみたい…大概の方は言うだけ言ったらおしまい。それが、この方は相撲部の監督になるとか、真正面からご自分の下の世代に向き合って、先達としての責任を果たそうとされているようだ。朝青龍だってほっとくことだって出来たのに。2016/11/19

きのこきのこ

5
パワフルに生きていきたいなと思わせてくれました。なんか頑張ろ。あの時始めていれば今頃は、なんて後悔したくないね、うんうん。2022/12/24

土方one太丹

5
久しぶりに内館さんの本を拝読しました。相変わらず愛のある毒舌でw冒頭の“度を超えた孫自慢”が一番笑えた気がします。長期間の掲載作品の収録のせいか後半は毒というよりも相撲に関するお話が多くなっていましたが、楽しく拝読させていただきました。こういう芯の通った考え方や生き方が出来る女性って素敵だと思いました。見習いたいです。2015/05/07

よし

4
廃部寸前の相撲部を立ち直らせ優勝までつかませた手腕。「アマとプロの差はどこに一番の差がでるか?それは立ち会いであった。(柏戸になろうを合言葉に❗)」「吾れ死なば 焼くな埋むな野に晒せ 痩せたる犬の腹肥やせ」なんと小野小町の作とは。等々、いい話満載。2020/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8082494
  • ご注意事項