変わる中国―「草の根」の現場を訪ねて

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267019678
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0095

内容説明

届かない中国市民たちの“声”―大国の裏にある真実を探るレポート。潮アジア・太平洋ノンフィクション賞第1回受賞作!!

目次

第1編 沿海部VS内陸部―二〇〇八年七月~一〇年七月(四川大地震が生み出したもの;緊張する北京で見た若い力;内陸部の村で起きていること;地方出身者が作った大都市・深〓(せん))
第2編 規制強化VS権利主張―二〇一〇年四月~一二年七月(公民社会の試練が意味するもの;社会活動のカフェに集う人々;故郷・安徽での挑戦;中国の新しい芽を訪ねる)
第3編 反日VS市民―二〇一一年一月~一三年四月(草の根交流を模索する)

著者等紹介

麻生晴一郎[アソウセイイチロウ]
1966年福岡県生まれ。東京大学在学中、中国の行商人用の格安宿でアルバイト生活を体験し、出稼ぎ労働者たちと交流。90年代の多くの時間を大陸で過ごす。現在はルポライターとして中国動向の最前線を伝えている。2013年に、第1回「潮アジア・太平洋ノンフィクション賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

4
公民(市民)社会活動に取り組む中国人の活動現場の状況。著者は中国大陸へ何度も足を運び、NGO団体や人権派弁護士等、独自のネットワークを築いている。日中間の改善も目指しながら、草の根交流を模索している。地道な活動に敬意を表したい。驚いたのは中国には民間団体として登録されている政府系NGOが多く、逆に草の根NGOの多くは正規の民間団体として登録できず表向きは会社登録をしており、更に政府系NGOが自らの利権を守るために草の根NGOに規制を加えることがあるという。知れば知るほど面白い国だ。2015/06/05

ののまる

4
そうか…麻生さん、中国から入国拒否になったんだ…。こういう人こそが、こういう情報こそが、日中間には大切なのに。2014/05/06

Kai Kajitani

3
こちらに感想を書きました。http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20140128/p12014/02/09

加藤 勤

2
中国にも、人のためになることをしたい、社会を変えたいと願う若者が着実に増えています。このように中国の実情に迫った本は、ある意味中国人にも書けないのではないかと思います。 http://ameblo.jp/bookstama/entry-11784353361.html2014/03/01

Yasutaka Nishimoto

1
国家は変わらなくても、中国人民の方から変化が現れているというルポ。例えば、ゴミはゴミ箱に捨てようということからと書かれていて、思わず読み返してしまったが、実情として、そのレベルを作っていくのが重要なのだろう。法よりも重要視されるものがある国、それが中国。入国拒否の憂き目にあってしまったのも、その過渡期の必要性だったのかもしれない。早く、拒否が無くなることを祈ります。2017/03/20

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