いじめは「犯罪」である。体罰は「暴力」である。

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いじめは「犯罪」である。体罰は「暴力」である。

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267019524
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0095

目次

第1章 学校を無法地帯にする5つの病理(「いじめ」という言葉のあいまいさ;「観点別学習状況」の弊害;お笑い番組の「いじり」の害毒;教育委員会の形骸化;警察の介入を拒む教師たち)
第2章 いじめは警察が取り締まれ(総合的いじめ自殺予防教育を;ただちに警察に通報せよ;学校に外部の血を入れよ;加害者を容赦なく取り締まれ;「体罰」の何が問題か;モンスター・ペアレントから教師を守れ)
第3章 校内犯罪への対処法(安全地帯を確保する;専門家に相談する)

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年代大阪生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、「和田秀樹こころと体のクリニック」を設立し院長に就任。国際医療福祉大学大学院教授、川崎幸病院精神科顧問なども務める。心理学、教育問題、老人問題、人材開発、大学受験などのフィールドを中心に、テレビ、ラジオへの出演、活字媒体への執筆や数多くの単行本の執筆も多く、劇映画初監督作品、『受験のシンデレラ』がモナコ国際映画祭でグランプリを受賞するなど精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

16
教師の視点で読みました。論理が飛躍しすぎかな?と感じる部分はありましたが、同意できる部分もあります。例えば、「関心・意欲・態度」について再考を促している点。ここに主観が入っていることは事実だと思います。ただし、「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」については主観はほとんどないはずなので、「関心・意欲・態度」だけを取り上げて、主観だから危ない!とするのは言い過ぎでは?と感じます。また、お笑い番組がいじめと関連しているという指摘には全く同感。私もドッキリ番組など、見てて鳥肌が立ちます。2017/03/28

いもムシ

5
昨今のいじめ問題深刻化に伴い、なぜ加害者を刑法で取り締まれないのかと感じたことから、手に取った一冊です。本書で挙げられている要因は様々ですが、いじめの定義の曖昧さ(いじめと称しているものの、刑法から見れば立派な犯罪であったり、そうではなかったり)と学校を法の及ばない聖域として扱ってきてしまったことがあるのでは、と強く感じました。いじめは集団の中ではやむをえず起きてしまうとのことなので、減らすためには、いじめの定義を明確化し、刑法と共に若い世代に教え、かつ対応方法を指導する必要性があるのではないでしょうか。2017/03/31

ともがら

2
まったくその通りで、いじめは犯罪だし体罰は暴力だ 私の息子(現在25歳)が中学生のときの校長先生は、何かあれば警察に通報してくださいと言っていた また知り合いの刑事も、同様に言っていた 2014/07/05

ジャンルバルクイネー

0
治外法権、学校の中でなら法を犯してもかまわない。知らないからおこることもあるのではないか。子どものうちから法律について勉強したほうが良いのかも。それにしても心ない事件がなくならない。すべての先生達に問いたい。なぜ先生になったのか。2023/11/14

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