内容説明
昭和三十二年七月、池田は冤罪によって不当逮捕される。無実を証明できる確率は、わずか0.1パーセント。恩師の逝去を乗りこえて東奔西走し苦悩する人々を励ましながら挑んだ四年半の法廷闘争。その真相に迫る。勝利の第5巻!!
目次
夕張炭労事件
大阪事件前夜
獄中闘争―「0.1パーセント」の道
七月十七日―「創価学会大阪大会」
裁判開始―恩師の死を超えて
無罪判決―「私だからこそ、ここまで戦えた」
「識者の声」篇 SGI会長の平和行動に寄せて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
9
「泣く子も黙る」と言われた炭労が夕張で、選挙をきっかけに学会員の排斥運動をおこした「夕張炭労事件」、無実の罪で池田先生が不当逮捕された「大阪事件」と、獄中・裁判での検察権力との闘争、先生が釈放され行われた豪雨の中の「創価学会大阪大会」と、その後の無罪判決が描かれる。池田先生は自分が裁判で出廷する当日の大変な時でも、室戸台風で被害に遭った同志への激励の時間をスケジュールにねじ込まれた。「本当に勇敢な男は自分のことは最後に考える」とシラーは言ったが、先生の振る舞いはまさにと思わせられる。難の出来さえ喜ぶ境涯。2025/03/02
きのやん
1
権力悪を考えるなら必読。2019/08/07