出版社内容情報
国民は「ミスリード情報」に騙され続けている!!
国債暴落?年金破綻?その答え、全部、政府の公式情報に出ています!本書でその読み方がわかります!
【著者紹介】
1991年東京女子大学卒業後、日・米・加・豪の金融機関で外国為替トレーディング業務に従事。金融機関在籍中、青山学院大学大学院国際政治経済学科修士課程修了。為替・国際金融関連の執筆・講演活動のほか、私立高校や専門学校で講演も行う。既刊単著に、『新・マネー敗戦』(文春新書)、『最後のバブルがやってくる』(集英社)など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T坊主
7
1)日本人からの搾取を促すような海外からの投資を求める必要はない。2)経済危機ばかり取り上げられるのは、投資商品を売りたい誰かにとって都合のよい理論。3)危機が長引けばそれだけ儲かる人、国がいる。4)ユーロと米国は攻めぎあいの関係にある。5)変動相場制の歴史は、日本には、米国の勝手な都合で、膨大な資産減価をされた歴史でもある。6)中国の経済が鈍化する中で,軍事費だけが増えれば、財政赤字になり、米国にとり望ましい状況。7)日本の給与が低下し、深刻なデフレだと騒ぎ始めた時期と株主配当が増加した時期とが重なる。2013/08/26
turtle
5
相変わらずバランス感覚のある物の見方をされていると思います。 PIMCOの「日本の金利が上昇する時には他の主要国はさらに上昇している。従って日本国債暴落は考えられない。」という意見は忘れないように頭の片隅に置いておきたいと思います。 現実に最近も日本より米独の金利の方が上がっているようです。2013/01/08
メタボン
4
☆☆☆☆ 目からウロコの理論が展開。きちんとしたデータベースに裏付けされているので、決してまやかしの話ではないと思われる。「対外純資産21年連続世界一」、円高によって借金大国アメリカに貢がされているという事実について良く理解できた。中国とアメリカの関係については今後注視していきたい。2013/04/14
Riopapa
3
来年4月からの消費税増税が正式に発表された日に読んだ。景気の腰折れが心配。安倍首相に景気を減速させない勝算はあるのだろうか。ギリシア経済については,すっかり新聞等の情報をうのみにしていた。やはりデータは大事。2013/10/01
shimbo
3
国税収入に占める消費税の割合が、日本は24.4%と、スウェーデン(18.5%)や英国(21.1%)より多いらしいです…。ということは、消費税の逆進性を考えると、これ以上消費税率を高くすると、スウェーデンや英国よりも、日本は低所得者に不利な状況が拡大するということ。なるほど。岩本沙弓さんの本2冊目でしたが、なかなかいいですね。2013/07/12