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青い島の教室

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267019173
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

生徒と教師が直面する幾多の苦悩、そこから紡ぎだされる希望とは――。“教師”、“親”、“生徒”とはどうあるべきか。著者渾身の教育小説。

【著者紹介】
1950年、愛知県生まれ。1998年『走るジイサン』で第11回小節すばる新人賞を受賞。2002年、連作短編集『コンビニ・ララバイ』(集英社)で注目を集める。2006年、時代小説『雲を斬る』(講談社)でだい12回中山義秀文学賞を受賞。

内容説明

教師から疎外された喧嘩屋とヤリセンと苛められる少女―不幸を背負った2人は、ひたむきに幸せの道を探す。島の子どもたちと“ぐうたら先生”が織りなす感動の物語。

著者等紹介

池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県豊橋市生まれ。1998年、『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞。2002年、連作短篇集『コンビニ・ララバイ』で注目を集める。2006年、時代小説『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

155
久しぶり?に夢中になってイッキ読みでした。1冊の作品をノンストップで読みきることが実は意外と少ないのですが、本作は私のココロをガッチリつかんでくれました。ワケありでとある島に左遷された教師「真介」は、新たな環境での暮らしに馴染もうとしていましたが、赴任先の校長から意外な提案を受けるコトに。読メユーザーの中にも学校関係者は決して少なくないと思われますが、ぜひとも本作を手にとっていただきたいと思わせてくれました。現代の学校や家庭での問題、課題が克明に描かれており、特にモンスターペアレントについては深刻ですね。2016/01/28

キラ@道北民

38
小さな島に訳ありでやってきた「ぐうたら先生」と「生徒」「親」のあり方を考えさせられる、現代の学校問題盛りだくさんの物語。 どう解決するのか、どうしようもないクズ共は改心するのか、多少イライラしながらも一気に読んだ。子供と親たちから、教える技術だけじゃなく人間性も見られる先生という仕事は、本当に大変なものだと常々考えていたが、理想を追い続けることはやっぱりかなり難しいようだ。悪いものは悪いと言える大人でありたい。2018/05/11

わった

21
お気に入りさんの感想を見て読んでみました。ある島の学校現場で起きた事件について書かれています。序盤に校長の口から体罰のキーワードが出て警戒しましたが、私が心配していたような展開にはならずほっとしました。しかし別の適した言い方があったのでは、と思います。事件については少し現実味に欠けますが、ありえない話ではないと思いました。子どもの純粋さが裏目に出てしまい、次々にマイナスな思考が重なればないこともないかなぁ、と…。学校に頼りきっている現実を直視して欲しいです。子育ては学校ではなく、家庭でするものですから。2016/02/12

ゆみねこ

20
伊豆諸島月島の中学校にやってきた「ぐうたら先生」こと柏木真介。本土の学校で暴力事件を起こし、心に傷を持つ教師が、島という小さな閉ざされた場所の学校で、親の地位を利用した横暴な女子生徒やモンスターペアレントに立ち向かう。不良少年といじめに遭う少女の純愛が眩しい。悪玉善玉がハッキリわかれて分りやすい物語は好きだ。2012/09/21

そうたそ

18
★★★★☆ 自身の起こした体罰問題がもとで離島に飛ばされた中学教師・真介。離島の学校ならのどかな教師生活をおくれると思いきや、いじめや問題児、モンスターペアレンツなど本土と何ら変わらぬ実態がそこにはあった。教育とは、教師とはという問いについて改めて考えさせられる一作。保護者や生徒が神様かのようになってしまった今の教育現場に一石を投じるかのような内容。言ったことが何でもまかり通るような間違った教育が改善される世の中になってほしいと思うばかり。分かりやすいほどに勧善懲悪な内容で胸はスッキリする。2020/11/22

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