内容説明
一生を決めた言葉、尊敬する生き方。各界で活躍する著名人が「師を語る」インタビュー集。
目次
1 鍛えの青春(大八木淳史―あの正門での、恩師との出会いが僕の人生の起点;金村義明―男気あふれる“真心”がうれしくて、おいおい泣きました;川淵三郎―負けたときこそ“本当の友人”が現れる ほか)
2 言葉の支え(大下英治―今も耳に響く叱咤の声;大貫史朗―先生の芸術に少しでも近づきたい;桂歌丸―「褒める人は敵、注意してくれる人は味方」の教え ほか)
3 慈愛の眼差し(梅沢由香里―見守ってくれる師匠がいるありがたさ;片山右京―コンプレックスの“迷い”をはらってくれた;ガッツ石松―師との出会いが人生最高の幸福 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モート
1
月刊誌の連載のため総花的。内容は教条的。2019/01/12
★320★
0
師匠の偉大さは弟子で決まるという価値観はとてもいいですよね。巻末の対談でも言及されているけど、まさにこの感覚の欠如が現代日本の病床なのではと真剣に思うわけですよ。そういう意味でこの本の中にある数多の師弟エピソードは自身の生き方、師を持つ大切さを教えてくれているなあと感じると同時に、師を持つこと自体に羨ましい気持ちすら感じさせてくれます。自分が成長して上司を越えることが上司への報恩なんだと決めて明日からも生きていこうなんて思いましたよ☆良書でした!2012/11/15
東隆斎洒落
0
(11.07.23読了) 今年47冊目。 平時ではなく有事こそ、師を見つけ仰ぎ、軸をブラさず進んで行こうということで、有名人達が自分の師について語るエッセイ集。 教師は身近にいる。出会いの偶然性と師を見つけ、豊かな人生を送れる「偶有性」を備えたいと思う一冊。 2011/07/23
ご〜ちゃん
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林家こん平師匠が、だれに対しても分け隔てなく、頭や計算で人と向き合わない人間だということを、はじめて知りました。弟子である林家たい平さんに対していつも、「嘘をつくんじゃないよ」、「何に対しても誠心誠意やりなさい」ということを教えていることが素晴らしいと思った。2012/02/15
あきこ
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各章も短いし自身の想像力不足もあって、やはり"ある人が語る、その人の師"という形では師各人がどんな人なのかリアルに感じられなくて、なかなか自分の現実生活に影響を与えるような感慨や衝撃はなかった。やはり自分が直接会う等して本当に自分の人生に関わった人に対してでないと、自分の場合師を見つけ得ないだろうなと思った。そして児玉清氏の「心に師を持つ人生は幸福」という言葉。自分も早く心に師を持ちたいと思った。2011/12/23
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