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内容説明
『第九』の日本初演奏…そこには国境を越えた、人間ドラマがあった。今から約90年前、徳島県の板東俘虜収容所。捕虜のドイツ人たちと日本人との間には、人種・国境を越えた真実の友情が芽生えた。映画『バルトの楽園』の脚本家自身による渾身のノベライズ。映画名場面・カラー写真を多数収録。
著者等紹介
古田求[フルタモトム]
1947年佐賀県生まれ。「赤ひげ」「影武者」等の脚本で知られる井手雅人に師事。助監督を十年経験した後、78年「ダイナマイトどんどん」(岡本喜八監督)で脚本家デビュー。その後、野村芳太郎監督作品を数多く手掛け「疑惑」(82年)で毎日映画コンクールの脚本賞を受賞、深作欣二監督との共同執筆作品「忠臣蔵外伝 四谷怪談」(94年)では日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞する。また数々のテレビドラマの脚本も手掛け、TX「壬生義士伝~新撰組でいちばん強かった男」(02年)が、ギャラクシー賞選奨、ATP特別賞、橋田賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mokamoka
7
映画のノベライズだからしょうがないのかもしれないけど、擬音語をいっぱい書かれると残念。第一次世界大戦の後、第二次世界大戦の嵐の前、明るく希望のあるお話。収容所の周りのみんながとても優しいので、この後の日本とドイツの運命を想像してとても悲しくなる。2012/02/27
Happy
3
何となく手にとって読み始めたのですが、ただの捕虜収容所の話ではなく、日本で初演奏された鳴門の第九の話につながってびっくり!ここ10年ほど県の第九に参加しているので、鳴門が日本での第九の初演奏後であることは知っていました。毎年6月には鳴門で第九を歌う会があるのですが、死すティーナ礼拝堂?で歌う時に参加したくてまだ未参加でした。今年の申し込みは締め切られたけど、これを読んだら歌いたくなっちゃいました。「泣けます。」と書いてある本でも滅多に泣けない私が、後半感動で涙腺が崩壊寸前でした。第九のすばらしさを再認識!2019/02/11
taskun
1
映画のノベライズ版。どこまでが史実なのかがちょっと気になったので、今度はそっちの方を読んでみようかと。2008/10/14
よくこ
0
参考文献のほうに進む2016/04/04
depo
0
図書館本。今から20年ほど前に映画館で見た映画と同一の名の本があったので借りてきた。読むと映画のノベライズ版で脚本を書いた古田さんが小説化したものだった。読みながら、映画を見たときに泣きながら見たことを思い出し、本を読みながらまた泣いた。2023/06/23