日本人の心

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267016028
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

老いという大事業、若者、地球の文化・・。本には読みごろがある。ここには、新しい世紀を生きる人たちを励まし、勇気づけることばがある。

目次

日本人が問われるもの
現代における「神話」の役割
なぜユングなのか
二十一世紀、日本人の課題―VS石毛直道
日本人のこころの行方―VS司馬遼太郎
宗教と科学―VS伊東俊太郎
「自分の物語」をどう創るか―VS遠藤周作
日本の文化を語る―VS鶴見俊輔
自然も大事、自然に反するも大事―VS堀場雅夫
生と死の境界、そして文学―VS大江健三郎

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年兵庫県生まれ。京都大学理学部卒。京都大学名誉教授。現在、国際日本文化研究センター所長。チューリヒのユング研究所で日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。ユング派心理学の第一人者で、心理療法家。独自の視点から、日本の文化や社会、日本人の精神構造の分析も試みる。著書に「昔話と日本人の心」「生と死の接点」「心理療法序説」「対話する人間」「河合隼雄著作集」全14巻など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

10
豊かな社会、飽食の時代に生きているのに人生が無意味に感じられる人に足りないもの。それは自分を支える何か。河合先生は個人としての「宗教性の探索」が必要になるのではないかと仰っております。また、日本人の宗教性は偉大な存在に対してではなく、偉大なる調和に対して生じてきたそうです。2024/03/03

nizimasu

6
河合先生が解説する日本人論や宗教論は心理学という別の視点から眺めているだけに意外にも納得できるような説明が多い。実は幸福論もしかりで氏の問題やよるべきものがあるかどうかというのが幸福論の要諦であるというのも納得だし、日本人の宗教観の根本としてもったいないがありそれが失われたことで新たな宗教観の醸成が必要というのも深い見識を感じます。本では渋谷陽一のインタビューに始まり対談が中心なので難しい話もかわりやすくなっているのがみそかな。顕在的なものを合理主義として見えないものを神秘主義として対比させるのもユニーク2016/01/10

ispanoman

1
伊藤俊太郎氏との対話が秀逸です。表層と深層レベルという切り口で日頃の行動を分析評価する可能性を感じた。心と一言では言えないことがもどかしいが、それでいいのだとも割り切れる気持ちになれる。2014/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/268913
  • ご注意事項

最近チェックした商品