内容説明
フランス革命を背景に、道化役者に扮し激動の時代に生きた主人公ルイの活躍を描く。権力者に挑戦していく人間の姿を活写するだけでなく、時代の諷刺と批判が両刃の剣となった痛快ロマン小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
204
著者:ラファエル・サバチニは、20世紀イギリスの作家。イタリアのイェージに生まれ、幼少期にイングランドで祖父と同居し、後にポルトガルとスイスの学校に通った。17歳にして5か国語をマスターし、イングランドに定住するために戻った彼は、第6の言語、英語を身につける。1890年頃から短編を書き始め、最初の小説は1902年に出版する。1904年に出版された『居酒屋の騎士』以後、歴史小説を発表するも(1915年の『海鷹』など)作品はヒットせず、長く不遇の時代を過ごした。 2022/01/25
星落秋風五丈原
22
【ガーディアン必読1000冊】公言されなくても誰もが貴族の落とし胤だと思っていたアンドレ・ルイ・モローは弁護士を目指していたが、牧師を目指していた親友が貴族に決闘で殺されたのを機に運命が暗転。映画化もされた。2021/04/04
ポテンヒット
5
「彼には生まれつき笑いの才能と、世の中がまともじゃないのだという感覚があった。」この最初の一文から気持ちを持っていかれた。フランス革命前の渾沌とした世の中。主人公アンドレ・ルイはそんな状況を傍観していたが、ある出来事から時代の渦に巻き込まれていく。彼は頭が良くクール。自信家で皮肉屋。私の中では萩尾望都先生の絵で物語が進行していく。次々と話が展開していくのも漫画を読んでいるよう。丁度100年前に初版が発行されている。下巻が楽しみ。2021/05/20
おおくま
3
冒頭から物語の展開がとても早く、テンポ良く進んでいきます。上巻での主人公の振る舞いが、どう展開されていくのか。人生をどう生きていくのか、次巻を楽しみに。2018/11/29
Reiko 🍀
2
図書館本。何十年ぶりに再読。全体的に価値観が違いすぎて…不愉快。2018/08/08
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