内容説明
わずか一片のパンを盗んだために十九年間投獄されたジャン・ヴァルジャン。主人公の名とともに馴染み深い不巧の名作がユゴー研究第一人者によって名訳で蘇る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
AKR
3
ミュージカルで何度も観ている作品。重い腰を上げ読み始め、まだ小さいコゼットを迎えに行ったところ。2時間強のミュージカルでは分からないユゴーの繊細なストーリー作りにびっくりしている。この先も大事に読んでいきたい。2019/03/19
川さき
2
一度、途中で諦めかけて角川文庫の簡略版を買ったけど好きだった部分もカットしてあるのが気になり結局こっちを読むことにした。 話の本筋に関係のない歴史上の人物や事件、街についての徹底的な書き込みからは愛国心が染み入ってくるものの、やはり読み進め辛くてかなり苦労しました。だけど、それを補ってあまりある伏線の見事さや、心理描写のリアルさ、またコゼットとテナルディエ夫婦の関係はハリーポッターとダドリー家の関係にそっくりで現在の欧米文学の見本的な所も感じられて本当にすごい作品だと思います。あと2冊頑張ろー(^^)2013/07/20
植木になりたい
2
ようやく読み終わった…!(これで三分の一!)映画やミュージカルでしか知らなかった内容にふんだんに肉がついたような感覚。登場人物達の魅力が増した気がします。バルジャンの告白に至るまでの苦悩とか…当時この本全五巻随時刊行で爆発的な人気を誇ったそうですが今の日本で言う村上春樹シリーズみたいな立ち位置だったんだろうか当時のパリっ子達からみたこの本の位置付けが気になって仕方ありません。2013/04/14
kiji
1
ジャン・ヴァルジャンとコゼットの部分は興味深く読めるのですが、それ以外の挿話が多い上にそれが退屈でキツイです。古典を読むのはある種、苦行です2011/11/07
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