内容説明
新しい世紀があらゆる差別から自由であるために―未来に生きる子どもたちに贈る知恵と勇気、愛と希望のメッセージ。
目次
ローザ・パークスの歩み
序 子供たちからの手紙―代表的な質問から
1 勇気と希望
2 教育の力
3 信仰と祈り
4 自由への道
5 世界への貢献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
18
まだ法的に黒人差別が行われていた1955年、白人にバスの席を譲ることを拒否して逮捕され、モンゴメリ・バス・ボイコット運動の先駆けとなった裁縫師ローザ・パークス(のちに「ローザ&レイモンド・パークス自己開発教育センター」を創立)。彼女が子どもたちからの質問に答える形で自身の人生哲学を語った本。パークスさんの人生は、信仰に支えられた、正しいと信じることを犠牲を覚悟し損得勘定抜きで行える勇気というものの素晴らしい実例を我々に示してくれる。自分の人生を通して子どもたちに正義や勇気を語れる本当にかっこいい大人だ。2020/06/05
Gummo
16
原題は「Dear Mrs. Parks: A Dialogue with Today's Youth」(1996)。「公民権運動の母」として知られる著者が、少年少女からの質問に答える形で、自身の人生や、教育・信仰・差別などについて語る。★★★★☆2023/01/15