出版社内容情報
西涼の馬超軍は、巧みな作戦で長安を落とした。それを知った曹操は、曹洪と徐晃を派遣し、本隊が着くまで城を出ずに十日間滝関を守り通せと命ずる。
馬超は兵士たちに曹洪と徐晃を侮辱させた。たまりかねて出陣した曹洪を西涼軍は叩き、滝関を奪われた曹洪と徐晃は、ぼろぼろになって曹操率いる本隊にたどりつく。
滝関の東方で曹軍三十万と西涼軍二十万は対決した。
西涼軍は強く、曹操は赤いひたたれを脱ぎ捨てて逃げまどうが……。
目次:
あざけりの策/対戦/渡河作戦/空陣/火攻め水攻め/一夜城/挑戦状/和睦/離間の策/馬超敗走/教門国/蜀/孟徳新書/百たたきの刑/西蜀四十一州図/法正と孟達/進軍
〔付録〕
三国志関連地図
三国志ビジュアル 蜀への道 写真と文/吉崎和昌
『三国志』と読書人生 奥島孝康(早稲田大学総長)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
29
西涼軍と曹軍の渭水を挟んだ対陣は天や地の理解が勝利へ導いた。時間のかかる長い戦い、その準備も今の10倍はかかったことだろう。また蜀の将来に向けて繰り広げられる謀も玄徳の人柄が功を成し、多くの者に慕われて信頼を得ていく。曹操のようなおごり高ぶる者の敗北、滅亡は近いと感じる。2020/03/22
黒猫
19
父の馬騰を曹操に殺された馬超の凄まじい逆襲が始まる!とにかく馬超がカッコいい。赤壁の戦い後の荊州を巡る孔明と周瑜の智謀戦も良いが、馬超の暴れっぷりが呂布を連想させる。見ていて爽快であり実に気持ち良いです。西涼軍を率いて父の復讐の為に曹操を襲うという単純明快な物語も良い。勢いに乗り、長安をアッサリと陥落させるがさすがは人材の宝庫である曹操陣営。策士賈クが馬超の野望を断ち切る。離間の策により馬超は潼関の戦いに破れて漢中に落ち延びる。馬超が一番輝いていたのは劉備の配下になる前のこの時期だと思う。当に錦馬超だ!2019/12/14
憲法記念日そっくりおじさん・寺9条
14
馬超&韓遂の名プレイにたじたじの曹操。氷の一夜城を築いてから優劣に変化。曹操の離間の策にあっさり内ゲバの馬超と韓遂。快進撃だった馬超の敗走。そこで舞台は蜀に。大国の力を借りようと行った魏で、曹操にぞんざいに扱われた張松は荊州に向かい、劉備に魅せられる。劉備を迎えるか否かで揉める蜀の国。劉備は救世主か侵略者か?。2012/01/11
0607xxx
11
西涼の馬超軍に追い詰められる曹操だが、氷の一夜城から形勢逆転!勢いを取り戻す。そして、蜀に迎えられ、動き出した劉備…2018/09/24
reeree
11
[http://mediamarker.net/u/reeree/?asin=4267014566] ・「あざけりの策」 ・「対戦」 ・「渡河作戦」 ・「空陣」 ・「火攻め水攻め」 ・「一夜城」 ・「挑戦状」 ・「和睦」 ・「離間の策」 ・「馬超敗走」 ・「教門国」 ・「蜀」 ・「孟徳新書」 ・「百たたきの刑」 ・「西蜀四十一州図」 ・「法正と孟達」 ・「進軍」 馬超大活躍の巻。2016/11/28
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