内容説明
いじめが、子ども世界だけの現象だと思ったら大間違い。企業もマスコミもいじめに満ちている。いじめ問題を掘り下げれば、そこにありのままの日本人像が露出する。「いじめは許せない!」という口先だけの道徳批判の不毛さよ、さらばさらば―。
目次
1 戦後“非国民”史の一断面―たとえば熱球甲子園の裏側
2 日本人の自我構造に内在する「いじめ」―欧米との比較
3 対談 非国民のつくり方―義務教育と徴兵制のそっくり構造
4 市民社会の「論理」、学園を制覇―制度と暴力の親密な関係
5 動物のいじめ・人間のいじめ―チンパンジーと人間は「いじめ」も似ている
6 子どもの「いじめ」と通過儀礼―子ども世界の復活は可能か
7 漫画 いじめ解決20のポイント
8 取材 子どもも凄いが大人も凄い―企業社会のいじめ構造