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内容説明
少年ボブの体の中に入ってしまった宇宙人デカは犯人を追いかけて地球にやってきた探偵だった。ふたりが力を合わせて犯人と戦う科学小説。『20億の針』のジュブナイル版『宇宙人デカ』改題。
著者等紹介
内田庶[ウチダチカシ]
1928年東京に生まれる。明大仏文科中退。創作と英米児童文学の翻訳に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
18
宇宙人が宿主に寄生するという話。ただし遊星からの物体Xのようにではなく両者関係。このシリーズもあと恐竜一億年だけなので頑張ります。2018/09/09
永田 誠治
5
米映画『ヒドゥン』や漫画『寄生獣』のような話。もちろんそれよりずっと前に発表されたもの。解説にあるとおり、宇宙人vs地球人の構図ではなく、協力する姿が当時は新鮮だったと思う。それに主人公が少年なのも好感が持てた。1950年作品。2021/12/05
ソルト佐藤
4
特殊設定ミステリの話題が流行った(?)ときに『二〇億の針』のタイトルが出てきたので読んでみる。こっちの方が短いから(笑 創元のタイトルは当時の人口の20億人の中から悪宇宙人が寄生している人間を探すところから来ている。うぉおお、めっちゃ不可能状況!ミステリー的に楽しい! と、思ったら、宇宙人、狭い島から出てない模様(笑 容疑者、主人公の周りの人間だけ。残念、普通だった! それでも、主人公も宇宙人刑事も、それに寄生された少年もどちらもまっすぐで、そして、賢く。2021/03/07
かっぱ
4
ハル・クレメント、「20億の針」の抄訳版。宇宙からの逃亡者をおう探偵が、地球人の少年にとりつて、犯人を追跡する話。「20億の針」は最近新訳もでたので、そっちとも比較してみたい。「重力の使命」とかを期待すると、大分違います。2016/06/17
ビシャカナ
3
「20億の針」の翻案ジュブナイル。「ウルトラマン」のように宇宙人が地球へ犯罪者を追って、「寄生獣」ように人間の体に寄生して犯罪者を追うミステリーとSFの融合。しかし寄生先は少年で、その故郷の小さな南の島が主な舞台という、意外と小さいスケール。センス・オブ・ワンダーというよりはハリウッドでありがちな未知の生物と少年の交流モノか。2020/07/29