内容説明
母とおとずれた古い別荘の一部屋で、たまきは奇妙なものをみつけた。壁いっぱいに、ぎっしり書かれた「ウ」「オ」「シ」の三文字。くぎのようなもので書かれたそれらの文字群は、たんなる落書きとも思えない。どことなく一生けんめいな気分が濃厚に伝わってくるからだ。だれが、なんのために、こんなにたくさんの文字を書いたのだろう？文字たちはなにを語ろうとしているのか？興味半分に調べはじめたたまきの前に、意外な真相が浮かびあがってきた！
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