感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
23
著者が生まれたロシアのレニングラードがドイツ軍に包囲され、封鎖された時に、自ら戦闘に参加した経験を基に書かれた物語だそうです。命の危険を感じつつ、物語の始まりはとてもショッキングでした。 それほどにドイツのファシズムは脅威だったに違いありません。 市民として自分たちの住む場所を守ろうとする強い意志もよく理解できました。 2022/08/04
Naoki Tanaka
1
著者の実体験を元にした第二次対戦中にドイツ軍によって包囲されたレーニングランドに住む少年と住民の小説。物資が届かず祖母、母が餓死し、父は戦死。天涯孤独になろうとも決して悪に手は染めず極寒の中、見知らぬ少女を助け必死に生き抜いていく。壮絶な描写が続くが最後は感動のフィナーレ。戦争について考えさせられる一冊。2016/11/10
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