感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
51
オカルトブームの時代、空飛ぶ円盤(つまりUFO)も話題になった。そんな時代を背景に、このお話は、単純な宇宙人が来る・来ないのパターンをひねって、予想もつかないストーリーになっている。このあたりには作者の、楽しみながら書いているようすがうかがえる。子どもの心や行動にも気をくばった物語で、なかなかよかった。作者は病院で見舞いかたがたこの本の刊行の相談を受けたが、その当日亡くなった。1976年4月9日。47歳。遺作への修正とあとがきは、内田庶(福島正実の義弟)が「作者にかわって」としてラストページに記している。2021/04/17
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.2023/10/06