感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
95
ライラック通りのぼうし屋 1975.09発行。字の大きさは…大。文は安房直子。絵は小松桂士郎。 考え方の基本を解りやすく、ユーモアをまじえて書かれています。物語は、売れない帽子屋のご主人は、腕はいいのですが作る帽子は、お客さんが買いたい帽子でなく、自分が作りたい帽子を作ってウインドーに飾っています。 あるとき羊が店に来て注文した帽子をかぶると、虹色の世界に行き、そこで気が付きました「帽子屋は、自分の作った帽子をかぶった人の顔を見て初めて、本当の帽子屋になれるんだ」と。この物語を読んで、心がほっこりします。2020/08/08
とよぽん
28
読友さんのレビューが気になって。図書館にあった。不思議な帽子だが、帽子屋のおじさんが最後に言った言葉が全てではないか⁉ と思った。やりがい、ということだろう。2019/10/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
ライラック通りにある古い小さなぼうし屋には、奇妙なぼうしばかりが並んでいます。 ある夜、変わったお客がお店にやって来ました。ジンギスカンなべにされるところを逃げて来たという、一頭のヒツジ(笑)「自分の毛を刈りとって30個のぼうしを作ってほしい」、「それを牧場の仲間に届けてほしい」と。そのぼうしをかぶると、「いなくなったヒツジの国」へ行けると言うのです。 約束した三十個のトルコぼうを作った後、ぼうし屋さんは自分のためにこっそりもうひとつ作ります。 そのトルコぼうをかぶったぼうし屋さんが見たものは…。 2019/10/11
あられ
3
絵に不思議な魅力があって手に取った。羊の毛の帽子とライラックの帽子が対になっている。どちらも北国のもの、それも親しみがわいたのかな?置かれたところで咲くのって結構難しいんだな…そんなことを感じた。2020/04/16
みずめぐり
3
子供の頃に何度も何度も図書室で借りていた大好きな本。 また手に取りたくて再読を。 本当にあったらいいなあと思うメニューの数々、、 しかし食べたら一体何が起こってしまうんだろうというドキドキ、、大切な時間の意味をじんわり感じさせてくれる絵本です。
-
- 和書
- 死ぬまでバズってろ!!2