出版社内容情報
むかし,天にあったひばりの巣。悪い黒雲おやじに子どもをふみ殺されたひばり一郎次は弓矢で…。麦になったというひばりの矢の物語。 小学生低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
34
麦の穂は、矢に似ています。 それを、ひばりが天に放った矢だと考えると、ひばりの飛び方の一生懸命さとかさね合わさって、納得できるような気がします。 天に戦いを挑んだひばりたちですが、無謀といえば無謀ですが、麦の豊作のためには素晴らしい活躍でした。 斎藤隆介さんと滝平二郎さんのコラボ作品もピッタリです。2022/10/02
Willie the Wildcat
34
勇気、愛情。黒雲に当たることなく”落ちた”矢。その1本1本に、勇気や愛情がこめられる。「麦は踏まれて強く育つ」と言う。逆境を糧に人生に立ち向かう。そんな印象が残る。ちなみに、次男は”麦”がイメージできず(!)帰宅後、図鑑で確認。写真を見て、昔住んでいたカンザス州を思い出す。別名"Wheat State"。夕日が背景の麦畑・・・。(本著は背景に少し悲しみも漂わせるが)のどかな風景だったなぁ・・・。2013/03/23
のぶのぶ
24
再読。強いものに諦めてしまわずに、一人一人の力は小さいが立ち向かっていくことの大切さが伝わってくる。一人一人は、小さいが数が多くなったり、よくないことはよくないと声をあげていくと、いつかきっと。でも、立ち向かっても破れ、その矢が麦となっていく、そういう犠牲の上に成り立っていくことも忘れてはならないこと。今、自由や権利が補償されているが、先人への感謝を忘れてはいけないし、次の世代のためにできることはしなければならないのだろう。2017/03/11
舟江
19
冒頭に「麦は、ひばりが天から射込んだ矢だよ」。麦を矢に見立てるとは斬新だ。良かったのはそこまで。遺作の様だが、作者はそれまでに、多くの作品を矢として、読者に射込んだのだろう。2020/01/29
のぶのぶ
19
麦を矢にたとえて、物語を作ってしまう斎藤隆介さんもすごい!!小さくても諦めない、大きな相手に向かっていく気持ち、問題を何とかしたいと立ち向かっていく。何度も敗れても向かっていく、敗れた矢が麦になっていく。微力だけど、世の中を変えていこう!!という気持ちが大切。「半日村」や「猫山」に通じるメッセージ。麦を強さの象徴、「はだしのゲン」もそうだったが、金色にたなびく麦、きれいで力強い。「モチモチの木」の作者、斎藤隆介さんの絵本。2015/03/14
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