出版社内容情報
お城にすむおひめさまは、ある晩おそろしい音で目をさましました。おひめさまは何がおきたのか気になってしかたありませんでしたが、しらんぷりして朝ごはんを食べました。
お父さんとお母さんがケンカをしているとおそろしいよね。
自分の気持ちにしらんぷり、不安な気持ちはつい閉じこめてしまうけど、
わんわん泣いて、いいんだよ。
子どもの前でケンカをすると、子どもは一見平気なようでいて、じつは大きな不安と傷をかかえている。本書は大人に対しては反省を、子どもには、自分の気持ちをかくさないで、外に出そう、不安なときは泣いていいというメッセージを投げかけています。
内容説明
あるばん おひめさまは おそろしい おとで めを さましました。りゅうが あばれて うめいているようでもあり、おそろしい とらが ほえているようでもありました。おひめさまは こわくて ねむれなくなってしまいました。
著者等紹介
チェスッキ[チェスッキ]
韓国、釜山で生まれる。ソウル大学で美術を学び、絵本作家として活躍
オヨンア[オヨンア]
呉永雅。日本で生まれて育った在日コリアン、現在は韓国在住。慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院にて翻訳を学ぶ。2023年チョ・ヘジン著『かけがえのない心』(亜紀書房)で韓国文学翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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