出版社内容情報
約200年前、一番最初に発表されたイグアノドンはなんとツノがはえ、四足歩行だった。
化石から太古の恐竜のすがたをときあかそうとした研究者と芸術家たちの物語。
内容説明
恐竜が好きになる本、科学が好きになる本、アートが好きになる本。恐竜研究者でもワクワクする本。
著者等紹介
ルービン,ショーン[ルービン,ショーン] [Rubin,Sean]
米国ヴァージニア州在住。プリンストン大学にて美術と考古学を専攻。著作にシドニーテイラーブックアワードを受賞した『The Astronaut Who Painted the Moon』(Dean Robbins著、未邦訳)、『The Passover Guest』(Susan Kusel著、未邦訳)の挿絵を担当。妻のルーシーと二人の息子と住む自宅には、アートスタジオ、秘密の研究室、そしてたくさんの恐竜グッズがある
千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほんわか・かめ
11
1970年代頃までに見られていたような恐竜再現画にクスッとなるが、当時はそうだったのだから仕方がない。科学は発見と積み重ねの連続。ゴツゴツとした姿が印象的だった恐竜も、羽毛恐竜が主流となる現代。カバの骨格を恐竜風に肉付再現するとかなりイカツイ顔面になる。しかし実物は丸っこい。恐竜だってもしかしたらもっとふっくらしていたかもしれないね。誰も見たことのない恐竜の姿を追求するロマン。著者のあとがきもユニーク。幼少期、惜しみなく恐竜のおもちゃを買ってくれた両親に感謝だなんて、子育てどう花開くか分からないね。2024/10/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
科学的に証明するには、様々な仮説をたて検証し実証すること。けれど恐竜の本当の姿は現在では誰も知ることはできない。いつの日にか…とロマンを感じる。2024/10/08
縄文会議
5
過去からのいろんなイグアノドンのすがた。とてもよかった。2024/10/11
遠い日
4
ショーン・ルービンの絵がすてき。イグアノドンそのものよりも、恐竜の研究がどのように発展してきたのか?を、イグアノドンの姿の変遷とともに描き出す。発掘された化石から想像を張り巡らせて、恐竜の概念を築き、それが時代とともに新しい研究になって変化していく。古生物学者たちの渾身の想像と検証。豊かな発想がなければできないことだ。次々と、失敗や混乱を恐れず、イグアノドンのあるべき姿を追求し続ける研究者たちの熱意に感動を覚えました。2024/09/13
mariko
2
長女(9歳)次女(6歳)1人読み2025/01/20
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- 和書
- 負け犬はなぜ早死になのか