出版社内容情報
アルフレド・ソデルギット[アルフレドソデルギット]
著・文・その他
あみの まきこ[アミノ マキコ]
翻訳
内容説明
ニワトリたちは、のんびりとくらしていました。ある日、カピバラがやってくるまでは。
著者等紹介
ソデルギット,アルフレド[#ソデルギット] [Soderguit,Alfredo]
1973年ウルグアイのロチャに生まれる。ウルグアイ共和国大学で美術を、ウルグアイ映画学校でアートディレクションを学ぶ。監督として手がけたアニメーション映画「アニーナ」は世界20か国で上映された。イラストレーターとして数多くの児童文学作品に携わる。ブラチスラバ世界絵本原画展入選、ボローニャ国際絵本原画展入選。本作は世界各国14の言語で出版され、ベネズエラの児童文学振興のための組織バンコ・デ・リブロの優良図書(2021年)、ニューヨーク公共図書館子どもの本ベストブック(2020年)、国際推薦児童図書目録ホワイトレイヴンズ収録(2020年)、すぐれたスペイン語の児童書に贈られる米国マイアミのクアトロガトス財団賞(2021年)など、数々の賞を受賞
あみのまきこ[アミノマキコ]
スペインとの出会いは幼い頃の愛読書『はなのすきなうし』。上智大学、東京外国語大学大学院でスペイン語を学び、現在は語学教師をしながら、スペインやラテンアメリカの児童書・昔話の紹介につとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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そら
28
面白かった😊。ブラックユーモアを感じる。鶏がいなくなったとき、ジョンクラッセンの「どこいったん」と同じパターンか?とゾワッとなったけど、そうじゃなくて良かったわ〜(*^_^*)。高学年の読み聞かせ候補に。2023/11/26
ケ・セラ・セラ
26
ニワトリたちが過ごす長閑な川辺に、ある日カピバラたちがやってきた。「ここにいるならルールを守ってもらわなきゃ」警戒するのは大人。子どものほうがシンプルにコミュニケーションがとれる。そしてその後の展開からのラスト!移民や共存などがテーマと思われますが、黒に赤を効かせた絵も、動物たちの表情も、とてもいい。気に入りました!2022/11/05
わむう
24
ウルグアイの作家。ニワトリが住む場所にカピバラたちがやってくる。見たことがない生き物を見て驚いたニワトリは、出て行ってくれと頼むがハンターに狙われているため戻れない。ある日、ひよこが犬に襲われたところをカピバラが助けたことによって仲良くなり、ずっと一緒にいてほしいと言われる。ハンターが小屋に来た時のみんなの出し抜き方が最高。理解し合えなかった両者がお互いを受け入れて共生していく難民問題を描いています。2023/05/12
ふじ
17
あらー、いい。平和!農場のニワトリ小屋に、カピバラがやってきた。新たな家畜だからじゃない。ハンターから逃げるため。最初は警戒していたニワトリ達だけど…子どもは全てわかっているのです。夜のニワトリ小屋が好き。日本絵本賞ノミネート。2023/04/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
ニワトリ小屋にある日やってきたカピバラ。追い出されそうになりますが、追い出されるとハンターに狙われてしまうのでここにいたいと言います。ニワトリたちは4つの約束を守るならいても良いと言ってくれて…。なんだかカピバラが難民、ハンターが戦争に思えました。 【第14回ようちえん絵本大賞】 【多様性を理解するー居場所をさがして】2023/08/13
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