出版社内容情報
この夏、ひとりでおばあちゃんのうちに泊まることになったノイ。
はじめ、このちょっとかわったおばあちゃんと、孫のノイの間には、距離がありました。
ある日、ノイがひとりでさんぽしていると、嵐がやってきます。
洞窟で小鳥を保護したノイでしたが、雨風はどんどん強くなる一方。
そのとき、波を切ってやってくるいっそうのボートが見えて…。
ひと夏の少年の成長を描いた絵本。
イギリスの大人気絵本作家、ベンジー・デイヴィスの原点。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
32
小さな島に一人で暮らしているおばあちゃんと、ノイの冒険物語です。 とてもパワフルなおばあちゃんと、危険を知らない向こう見ずなノアの経験は、潮の香りたっぷりできらめいて感じられました。 嵐のシーンは、おばあちゃんの生活の厳しさもかんじられたのですが、自立心と、生活力で、自分の人生の海を乗り越えてきたんですね。2021/09/14
anne@灯れ松明の火
27
新着棚で。遠くの島に住む おばあちゃんのうちに泊まることになったノイ。おばあちゃんは、ちょっと変わっているし、独り暮らしが長いのか、あまりノイにも構ってくれない。けれど、嵐という危険な日を境に、ふたりは……。初めは別々に過ごすふたりを見ていて寂しくなった。その分、後半の様子はうれしかった♪ ことりも、いい存在♪ ベンジー・デイヴィスさん、多分初読み。抑えめの色使いがオシャレな印象。2020/08/03
そらこ
12
ノイは、小さな島に一人で暮らすおばあちゃんと、ひと夏を一緒に過ごす。おばあちゃんは忙しそうで遊んでくれないから、浅瀬になったときノイは一人で波打ち際で遊び、岩の洞窟をみつけていってみた。でも、嵐がきて……。孤島で気ままに生活するおばあちゃん。とても、たくましい!ノイが心配するように、時には寂しいだろうけれど、それ以上に自然の中で自立して生きる暮らしを大切にしている。そんなおばあちゃんをノイも理解して、大好きになっただろう。海と島の風景が、深い色合いで美しく描かれている。海風を感じる。読み聞かせ5分2020/11/15
あさみ
11
夏休み、初めて一人でおばあちゃんの家に泊まることになったノイ。おばあちゃん家は遠い島にあって、訪ねてくる人もいない。さみしくないのかな?と心配してるノイ。そんなおばあちゃんのパワフルさ!おばあちゃんのお友達も出来て良かった。もう一人じゃないね。2024/01/26
mntmt
10
素敵なおばあちゃん。2020/08/11