えほんからとびだしたオオカミ

ロブレヒト，ティエリー【作】〈Ｒｏｂｂｅｒｅｃｈｔ，Ｔｈｉｅｒｒｙ〉/マビール，グレゴワール【絵】〈Ｍａｂｉｒｅ，Ｇｒ´ｅｇｏｉｒｅ〉/石津 ちひろ【訳】

岩崎書店（2015/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 27cm
• 商品コード 9784265850877
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

絵本が落ちた拍子にお話の中のオオカミが飛び出した！小さなオオカミはネコに追われ、様々な絵本の中に逃げこむが居場所がなく…。

内容説明

あるひほんだなからおちてきた、いっさつのえほん…。なかからころがりでたオオカミは、ふとっちょネコにおいまわされてさまざまなえほんのなかへとびこんでいく―

著者等紹介

ロブレヒト，ティエリー［ロブレヒト，ティエリー］ ［Ｒｏｂｂｅｒｅｃｈｔ，Ｔｈｉｅｒｒｙ］
１９６０年２月１１日ベルギーのブリュッセルに生まれる。作家、作詞家（主にベルギーの歌手マルカを担当）。漫画のシナリオを書くこともある。青少年向けの小説や、画家フィリップ・ホーセンスとタッグを組んだ絵本など多くの作品がある。ブリュッセル在住

マビール，グレゴワール［マビール，グレゴワール］ ［Ｍａｂｉｒｅ，Ｇｒ´ｅｇｏｉｒｅ］
１９７５年フランス西部にある都市サン＝ローで生まれる。調理師免許取得後、ベルギーのブリュッセルにある聖ルカ美術学院で絵を学ぶ。ユーモアたっぷりの画風が子どもたちに大人気。絵本作品を多数発表している。若者向けの雑誌に絵を描くことも多い

石津ちひろ［イシズチヒロ］
１９５３年愛媛県に生まれる。早稲田大学文学部仏文科卒業。フランス滞在の後、絵本作家、翻訳家、詩人として活躍。『なぞなぞのたび』（フレーベル館）でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』（講談社）で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』（理論社）で三越左千夫少年詩賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

本当に小さい子向けの絵本の絵だと思うのですが、結構内容は楽しくシュールな感じの本でした。絵本から飛び出してしまった狼の居場所がなかなか見つからず、最後にやっと見つけ出します、が、その後どうなるのかが知りたい気がします。

2016/10/22

[tokotoko]

★ベルギー★裏表紙カバーの作者＆画家さんのプロフィールを読むと、お2人はベルギーつながり。ベルギーと言えば・・・ワッフルだな！・・・とか思いながら読んだこの本は、そんなことを一瞬で忘れるほど、スピード感にあふれてました。オオカミがね、縦横無尽に動きます。そして！最後に、ものすごいとこに着地します。「楽しい・・・！」って読んだ人みんなが思う１冊です。

2015/12/26

[p.ntsk]

本棚から落ちた拍子に絵本から飛び出したオオカミ。絵本の世界では恐れられていたオオカミもゾーイの部屋では太っちょの猫に追われる身。必死で逃げるオオカミは次から次へといろんな本の中の世界に逃げ込んでいきます。こんな風にいろんな本の世界に飛び込めたら楽しいだろうなと思ったけど考えてみれば読書ってそういうことなんですよね(^-^)

2016/07/19

[とよぽん]

アイデアは面白い。オオカミが絵本から飛び出して、何者でもない一匹狼になった。でも、途中から路線変更？　起承転結の「転」が吉と出たか凶と出たか、読者の判定にゆだねられる。表紙の絵に引きつけられたが、内容はまあ・・・。

2023/08/29

[鱒子]

図書館本。絵本から飛び出してしまったオオカミは、猫に追われて逃げるままに、色々な絵本の世界に飛び込んで行きます。そして、最後に飛び込んだ本は……。イヤーな予感しかしませんが(^◇^;)、きっとこのオオカミなら、また飛び出して逃げてくれる筈ーーと信じています。とてもかわいい絵本でした(^^)

2017/01/18