内容説明
ハルモニ(おばあさん)の身体のあかからプルガサリという怪物が生まれた。鉄を食べて大きくなって、村へと出ていった…。迫力のある絵とお話が楽しい韓国の民話絵本。
著者等紹介
キムジュンチョル[キムジュンチョル]
1956年、韓国・ソウル生まれ。長い間子どもの本の編集に携わる。現在は「オリニ(子ども)図書研究会」理事。『クシユラの奇跡』『どろんこハリー』(邦題)などを韓国語に翻訳している
イヒョンジン[イヒョンジン]
1964年、韓国・全羅北道生まれ。長い間、子どもの本の絵を描き続けている
ピョンキジャ[ピョンキジャ]
翻訳家。韓国の絵本、読み物を紹介、翻訳している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
23
ああ、韓国のお化けだよね…ぐらいの感覚で借りてきたら、これがオタマさんとオトンに大ヒット!ご飯作っている間二人でワイワイ読み、「これ面白すぎる!すげえ!」な~んて言ってました。オタマさんは「ちゃるもけっすむにだ!」「ましそよ!」と韓国語を使う夕食になりました。確かに今読んでみたら…面白いやこれ!韓国っぽいわ、どんなでっかい乱暴男子もオモニの前ではピタッと静かになる感じ。わはははは。2017/01/26
ナハチガル
11
ゴジラがらみで話には聞いていたので、なつかしくて読んでみた。絵の遠近感がただごとではなく、画風がのんびりしているのに異様な迫力がある。訳者は韓国の方のようだが、日本語の選び方、リズムの取り方がお見事。語り口と展開にテンポがあり、ひとつの作品として完成度が非常に高い。エスカレーションと余韻を残さないラストのカタルシス。A++。2018/03/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
韓国の民話。おばあさんの垢から生まれたプルガサリ。部屋の中のモノを食べるとどんどん大きな怪物になっていく。村の人々は脅されて…2018/10/17
アキ
5
図書館でその迫力ある表紙が目にとまり、民話を基にした北朝鮮製作の怪獣映画と同名タイトルだったので迷わず貸出。プルガリが生まれた経緯(?)から、その最期(?)まで、途中ページが突然、両観音開きのページになったのも含めて、「?」「!」がいっぱいの絵本でした。「キム・ジュンチョル再話」とクレジットがあったので、出来れば原話をあたってみたい気もしました。2012/07/05
白い雲。。
3
プルガサリはおどろおどろしくて怖かった~。それにくらべてハルモニは愉快な表情。2011/07/15