出版社内容情報
転校生の小5の蓮は、新しい学校で、さえない毎日を送っているが、図書委員の小6の野田くん、そして妖怪・小豆洗いと出会い、少しずつ何かが変わっていく。
小豆洗いのために3人は初めてのおはぎ作りに挑戦、絆を深める。妖怪たちの祭りに出かけるが、そこには行方不明になっていたクラスのいじめっ子2人がいた。はたして蓮はどうする?
「好きなものは好きでいい!」というシンプルなメッセージが心に響く作品。
内容説明
シャキシャキシャキ…あずき洗おか、人取って食おか。ある日、図書室で拾った「赤い豆」。それが、さえないぼくの毎日を大きく変えることになった―。
著者等紹介
〓森美由紀[タカモリミユキ]
青森県出身。2012年、『咲くんだまた』(刊行時『いっしよにアんべ!』に改題)で第15回ちゅうでん児童文学賞大賞を受賞。2014年、『ジャパン・ディグニティ』(産業編集センター)で第1回暮らしの小説大賞を受賞。2015年、『いっしよにアんべ!』(フレーベル館)で第44回児童文芸新人賞を受賞。2017年、『花木荘のひとびと』(集英社)で第84回ノベル大賞大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
20
クラスに馴染めない転校生の蓮は、図書室で出会った6年生の野田さんと、妖怪小豆洗いと、おはぎを作ることになり…。本の扱いがどっちにしても大胆、など、所々?と思いつつ、小豆洗いメインの妖怪物は珍しくて、わくわく。トラブル続出ですが、そんな中で学び、学校や家庭でのいざこざにも、柔軟に対応していく姿に、ほっとしました。2023/04/29
こゆ
5
小5、一人読み。2024/05/05
Nori
2
父のリストラで転校した先の小学校で人間関係に悩む少年が図書室であずき洗いに出会う物語。大人が読んでも大切なことを再確認できる素敵な児童書でした。2023/03/12