出版社内容情報
「おんなのこですか?おとこのこですか?えらびなさい」
そのとき、えらぶことがたのしいことじゃなくなりました。
当事者として向き合ってきた少年アヤが綴る光の絵本。
内容説明
女の子でもない、男の子でもない「なにでもない」わたしと出会うために。自らのセクシュアリティをめぐる生きづらさと向き合い、ノンバイナリーを自認するに至った少年アヤが、「なにでもない」自分を失い、孤独な気持ちを抱える子どもたちに贈る絵本。
著者等紹介
少年アヤ[ショウネンアヤ]
エッセイスト。1989年生まれ。本名の松橋裕一郎名義による『わたくしがYES』(rn press)がある
阿部海太[アベカイタ]
画家・絵本作家。1986年生まれ。神話や根源的なイメージをモチーフに絵本や絵画作品を発表。書籍の装画なども手掛ける。『ぼくがふえをふいたら』(岩波書店)で第26回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
これから生まれてくる赤ちゃんの声、ジェンダーで悩む人、自分がなんのために生まれたのか疑問を持つ人など、様々な人の心の声に聞こえます。なにものと定義しなくてもあなたはあなた、わたしはわたし。2025/03/18
ショコラ♡
3
選択を迫られると選ぶことがたのしくなくなる。まんなかを選ぶとそれさえ消えてしまう。なにものでもなかったころはたのしかったのに。ここにいていいのか。幸いなことに自分は周囲に恵まれていて本当に差し迫って苦しくなることはない。でもこの絵本が寄り添ってくれてちょっとでも心が軽くなる人に届いたらいいなと思う。2025/04/12
たくさん
2
私はあんまりメッセージを受け取れなかった読後感でした。自分を肯定する。どういう判断が自分はしたくないか。心に淘汰時に正直に言いたい。みたいなものなのかな。最後のほうでその状態をいつくしんでくれる母のような存在。そういうものがあなたにも表れますよという感じで救いがある本でした。2025/02/23
刹那
0
ちょっとわからない(;^ω^)2025/05/11
-
- 和書
- 経営革命 〈上〉