出版社内容情報
モモはおかあさんのおひざで絵本を読んでもらうのが大すき。
絵本の中では、どんな世界にも行けて、どんな人にもなれます。
おかあさんのお腹に赤ちゃんができて、モモは…。
内容説明
モモは、えほんをよんでもらうのがだいすき。えほんの中では、どんな世界へもいけてだれにでもなれるのです。
著者等紹介
服部千春[ハットリチハル]
京都府綾部市生まれ。『さらば、シッコザウルス』でカネボウミセス童話大賞の優秀賞を受賞。2002年『グッバイ!グランパ』で福島正実記念SF童話賞の大賞受賞。日本児童文学者協会会員
こがしわかおり[コガシワカオリ]
小柏香。埼玉県生まれ。主に絵とブックデザインを手がけ、オリジナル作品も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
16
〝モモは、お母さんに絵本を読んでもらうのが、大好き。お母さんは、いつも、こう言います「さあ、きょうは、何処へいきたい?」 そのたび、モモは、わくわくです。 「えーと、え―と・・・森の中❢」 モモは、森の絵本をもって、お母さんの膝の上に座りました・・・モモは、絵本のなか、何処へでもいけて、誰にだってなれるのです・・・。お母さんのお腹には、赤ちゃんがいて、モモは、もうすぐ、お姉ちゃんです…。お父さんは、モモを膝に乗せて、絵本をひろげると 「わたし、お姉ちゃんだもん。自分で読んでみる。赤ちゃんが生まれたら、↓2025/03/04
anne@灯れ松明の火
16
新着棚で。タイトルに惹かれて。絵本の中では、どんな世界にも行けて、どんな人にもなれる。読み聞かせの時、おかあさんはモモちゃんに「さあ、きょうは、どこへいきたい?」と呼び掛ける。この言葉、とてもいい! この後、おかあさんのお腹には赤ちゃんがいて、入院の間、おとうさんとモモが頑張る姿も描かれる。優しいお話に似合う優しい絵はこがしわかおりさん。だが、優しすぎて、大勢のおはなし会には向かないかな。2024/11/16
遠い日
7
こがしわかおりさんのやさしい絵が大好きです。絵本の世界に心遊ばせるモモちゃん。お母さんのお膝の上で読んでもらう絵本を通じて、どこにでも行ける気がするから。お母さんの誘いことばもスイッチの切り替えのようですてきだ。お話の中では何にでもなれるし、どんなこともできる、その自由さをモモちゃんはよくわかっている。お母さんが赤ちゃんを産むために入院中の時も、モモちゃんとお父さんは読む練習をする。お姉ちゃんになるという期待がモモちゃんをがんばらせる。手描き文字のテキストも新鮮です。2024/12/16
きささ
3
おかあさんのおひざでおかあさんに絵本を読んでもらうとなんにでもなれるしどこにでも行ける。下の子が生まれるのでおひざが狭くなって、自分で読む練習を始める。やわらかい、やさしいタッチの絵からこぼれ出るような描き文字も読み聞かせでなくて自分で読めるともっと読書体験の豊かさや広がりが伝わりそう。一人読みの良さがわかる仕掛けなのかと思うけど、たぶんモモと同レベルの一人読みを始めたばかりの読者にはなかなか伝わらないだろうと思われるのが難しいところ。4歳4か月2025/02/11
芦屋和音
3
モモはお母さんに絵本を読んでもらうのが大好き。臨場感溢れるお母さんの読み聞かせから、モモはお話の世界へ行ける。自分で読めるようになっても読み聞かせしてもらっていいんだよ(親もそう思ってもらいたい)。こがしわかおり氏の絵がとっても素敵💗ずっと眺めていたくなる絵本です🌿2024/11/05