出版社内容情報
あるひ、くまが、川でさかなをつかまえた!と思ったら、それはみたこともないいきものでした…。
「ひ」をめぐる 、めくるめくものがたり。
日本絵本賞受賞作家による絵本。
内容説明
「ひ」をめぐるめくるめくものがたり。すこしまえまでそらをとぶのはとりだけでちじょうにはいえなんてものはひとつもありませんでした…。「第28回日本絵本賞大賞」「世界で最も美しい本コンクール銀賞」受賞作家による描き下ろし絵本。
著者等紹介
井上奈奈[イノウエナナ]
作家。京都府舞鶴市出身。16歳のとき単身アメリカへ留学、美術を学ぶ。武蔵野美術大学卒業。2018年に絵本『くままでのおさらい』特装版(ビーナイス)がドイツライプツィヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール」にて銀賞を受賞。同作品で造本装幀コンクール/日本印刷産業連合会会長賞受賞。2021年に初の作品集となる『星に絵本を繋ぐ』(雷鳥社)を刊行。2022年に冒険家荻田泰永氏との共著『PIHOTEK 北極を風と歩く』(講談社)にて第28回日本絵本大賞受賞。同作品にて造本装幀コンクール/日本書籍出版協会理事長賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
38
図書館の児童書新刊棚で。ぞくっとする印象的な表紙に吸い付けられた。最初はタイトルが目に入らなかった。絵はもちろん素晴らしいけれど〈いきものがたがいに食べたり食べられたりしていた世界〉から文明(と言っていいのか、精神性なのか)が誕生した日のものがたり、というのも独特で良かった。レビューを書いていて『2001年宇宙の旅』のモノリスを思い出したなー。2024/07/15
ざるめ
11
「ひと」って、そうだったのかぁ(゚∀゚)井上奈奈さんの世界、好きだな〜♪2025/04/05
てまり
11
迫力ある表紙絵に惹かれて。 火によって人と動物が分かたれる世界がはじまる、神話のようなお話。 世界に境界線が無かった最後の日、というのが印象的でした。2024/07/17
チェアー
7
禁断の「ひ」をもたらしたことで、世界は分断された。「ひ」をもたらしたものは悪魔なのか。いや、もたらしたものには罪はない。「ひ」に魅了され、溶け合いたいと思うのが生き物だから。 2024/10/05
らんどるる
3
読メを見て。小型の縦に細長い絵本。不思議な味わい。世界に境界線がなかった時の最後の日の、ヒトが生まれ火と共に暮らすようになった話だそう。昔話っぽいが、オリジナルの創作?油絵?何で描かれているのかな。(3分半)2025/03/16
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