出版社内容情報
手ぶくろを買いに街へ降りた子ぎつね。片方の手を人間の手に変えてもらっていたのに、帽子屋に差し出したのは間違った方の手でした。
新美南吉生誕100周年記念刊行。
『ごんぎつね』とともに愛され続ける、南吉童話の中でも人気の高い、不朽の名作『手ぶくろを買いに』。美しい風景描写と、純真さ、勇気、愛情、思いやりといった心情描写が秀逸です。松成真理子さんが描く、愛らしい子ぎつねの姿や複雑な母の表情、そして寒くてもあたたかさあふれる風景描写は必見です。
【著者紹介】
【新美 南吉・作】 1913年~1943年。愛知県生まれ。雑誌『赤い鳥』に「ごん狐」を初め多くの童謡・童話を発表。他に少年小説、民話的メルヘン等優れた創作活動を展開したが、二十九歳で早逝。
内容説明
はじめての冬をむかえた子ぎつねは、手ぶくろを買いに町へおりていきました。母ぎつねは、子ぎつねの手のかたほうを、人間の手にかえてやりましたが、子ぎつねがぼうし屋にさしだしたのは、まちがったほうの手でした。いまなお読む人の胸をうつ、南吉童話の不朽の名作。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
1913年愛知県半田市生まれ。東京外国語学校卒業。中学校時代から創作をはじめ、卒業後は教員をしながらも、童話や詩、童謡などを書き続けた。雑誌『赤い鳥』に掲載された童話はじめ、多数の童話を執筆。1943年、咽頭結核のため、わずか29歳で生涯を閉じる
松成真理子[マツナリマリコ]
1959年大分県生まれ。『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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