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手ぶくろを買いに

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784265830138
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

手ぶくろを買いに街へ降りた子ぎつね。片方の手を人間の手に変えてもらっていたのに、帽子屋に差し出したのは間違った方の手でした。

新美南吉生誕100周年記念刊行。
『ごんぎつね』とともに愛され続ける、南吉童話の中でも人気の高い、不朽の名作『手ぶくろを買いに』。美しい風景描写と、純真さ、勇気、愛情、思いやりといった心情描写が秀逸です。松成真理子さんが描く、愛らしい子ぎつねの姿や複雑な母の表情、そして寒くてもあたたかさあふれる風景描写は必見です。

【著者紹介】
【新美 南吉・作】  1913年~1943年。愛知県生まれ。雑誌『赤い鳥』に「ごん狐」を初め多くの童謡・童話を発表。他に少年小説、民話的メルヘン等優れた創作活動を展開したが、二十九歳で早逝。

内容説明

はじめての冬をむかえた子ぎつねは、手ぶくろを買いに町へおりていきました。母ぎつねは、子ぎつねの手のかたほうを、人間の手にかえてやりましたが、子ぎつねがぼうし屋にさしだしたのは、まちがったほうの手でした。いまなお読む人の胸をうつ、南吉童話の不朽の名作。

著者等紹介

新美南吉[ニイミナンキチ]
1913年愛知県半田市生まれ。東京外国語学校卒業。中学校時代から創作をはじめ、卒業後は教員をしながらも、童話や詩、童謡などを書き続けた。雑誌『赤い鳥』に掲載された童話はじめ、多数の童話を執筆。1943年、咽頭結核のため、わずか29歳で生涯を閉じる

松成真理子[マツナリマリコ]
1959年大分県生まれ。『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいぱぱ

17
娘が読みたいといったので、借りてきました。タイトルはずいぶん前から知っていたため、読んだことあると思っていたが、初読みでした。優しい話だな~。色んなバージョンがあるなか、本書を選んだが、この絵は「ひまわりの丘で」の松成さんの絵でした。「ひまわりの丘で」を思い出して、また泣けてきた・・・。2013/12/29

喪中の雨巫女。

17
《図書館‐新刊》絵によって、作品も違って見えるもんだね。2013/07/31

十六夜(いざよい)

14
冷たい雪で牡丹色になった子狐の手を見て、母狐は毛糸の手袋を買ってやろうと思います。その夜、母狐は子狐の片手を人の手にかえ、人間の手のほうをさしだすんだよ…と町へ送り出しました。しかし子狐は間違えた手を出してしまい…。昔から有名な作品だけれど、読むたびにあったかい気持ちになるのは何でだろう。子狐に手袋をあげたい母狐、子狐と分かりながらも手袋を渡した帽子屋さん、母狐を恋しく思う子狐。登場人物(狐物?)は少ないけど、これ以上ないくらい作品として完成している。2022/03/14

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

9
黒井健さんの絵本が好きで、他の作家さんの絵本を殆ど読んでなかったのですが、表紙が気になって。この可愛らしさ、子ども達に読んだら気に入りそうです。2018/03/04

ばなな

8
図書館で見つけ、そして伊集院さんの本に出ていたので懐かしく思い読んでみた。もしも、こぎつねがお母さんに言われた通り子供の手を出したら、この店主はお金を最初に要求しなかったのか?金を出したら何でも売ってやる考えか?大人のずるさと子供の素直さが出ている。最後の、人間って本当にいいものかしら?と二回つぶやく母きつね。いい奴も、悪い奴もいる世の中です。子供の素直さは、何にも勝る心です。それを言いたかったのか、奥が深い絵本です。2013/10/13

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