春の苑紅にほふ―はじめての越中万葉

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  • サイズ A4判/ページ数 36p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784265830084
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

出版社内容情報

奈良時代の有名な歌人大伴家持が越中国に赴任したときの様子を彼の歌を交えながら描いていきます。射水市大島絵本館監修。

奈良時代の有名な歌人で万葉集の編者でもある大伴家持が、越中国に赴任したときの様子を彼の作った和歌を要所要所にはさみながら、描きます。射水市大島絵本館監修。

【著者紹介】
高岡市万葉歴史館・文  高岡市万葉歴史館は、高岡市が推進している「万葉のふるさとづくり」の中核施設として平成2年10月に開館した万葉集に関する博物館であり、また研究施設である。越中国守大伴家持ゆかりの富山県高岡市にある万葉集の博物館。企画展示以外に上代文学関連の五万件近い図書や論文を公開。万葉集とそれに関する資料の収集・整理・調査・研究を行うとともに、展示、出版、学習講座等の教育普及の場の提供の諸活動を行っている。

内容説明

春の苑/紅にほふ/桃の花/下照る道に/出で立つ娘子。これは、万葉集の編纂で有名な大伴家持がつくった歌です。彼がすごした越中(富山県)での五年間を歌とともにたどっていきます。

著者等紹介

佐竹美保[サタケミホ]
児童書の挿絵などで活躍中。富山県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mocha

96
大伴家持が越中の国の守だったころに詠んだ歌、いわゆる「越中万葉」を紹介する絵本。ファンタジーの挿画でおなじみの佐竹美保さんの絵が、とにかく美しい。四季折々の自然と家持の心情が描かれているので、歌の背景がよく理解できる。いろんな歌人でシリーズになったらいいのに。2016/03/16

しゅてふぁん

57
越中万葉を読んでいたらどうしても読みたくなって再読。越中の自然や当時の様子を詠んだうたの情景が優しい色彩で表現されていて、眺めているだけでほっこりできるお気に入りの一冊。2021/03/18

しゅてふぁん

51
越中万葉とは家持が越中守に任じられた五年間に詠んだ歌223首、所縁のある歌を加えると337首で、万葉集の巻17-19に収められている。この本のタイトル『春の苑 紅にほふ~』も越中万葉なのか。今までそういう括りでみたことがなかったので新鮮だった。もしかすると歌人として一番ノッてる時期だったのでは、と思ってしまう。万葉歌は万葉仮名で読むのも興味深いけれど、意味が取れなかったりするので、こうして絵と共に読めるのはとても楽しい。装束が唐風なのも素敵!この時代の女性の髪はどうやって結っているんだろう。2019/03/15

けんとまん1007

47
万葉集は学校の授業で触れたくらい。とは言え、大伴家持は富山に住む者としては、特別な存在。それは、自分にとってもそうだ。地元の地名や風景が、描かれていて距離感がグッと縮まる。その当時、どんな風景が広がっていたのだろうと想像が広がる。風景が違うと、匂いも違うだろう。ゆったりいとした時間を過ごすことができた。2024/12/29

♪みどりpiyopiyo♪

40
春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ娘子 ■雅な絵本を読みました。万葉集の編纂で有名な大伴家持が官職で赴任した越中国(富山県)での五年間を、彼の和歌とともに辿ります。家持が目にした景色や風俗、下士官や現地の民との交流の様子も興味深く、解説や現代語訳も分かりやすくて、楽しく読みました。■富山県生まれの画家 佐竹美保 さんの描く ちょっと少女マンガ風な線の細い面立ちが、宮廷人の雅な暮らしを想わせて。万葉集に親しむ初めの一歩にぴったりな絵本でした ( ' ᵕ ' ) (2012年)2019/04/04

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