内容説明
放射能に汚染され、猛毒の巨大生物が這う1000年後の地球から戻ったジャック。北極海の氷原で目にしたものとは?ダーク・アーミー対ダンの一族、最終決戦の号砲が轟く!地球上の全生命のあり方を問う、最新鋭の3部作、ついに完結。
著者等紹介
クラス,デイヴィッド[クラス,デイヴィッド][Klass,David]
作家。ハリウッド映画の脚本家としても活躍、「コレクター」「絶体×絶命」などを手がける。ニューヨーク在住。イエール大学卒業後、日本で英語を教えた経験を持つ
西田登[ニシダノボル]
愛知県生まれ。中央大学大学院英文学博士前期課程修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いお
4
ジャックがタイムワープをして行った千年後の未来は、自然動物や植物の気配もない灼熱の砂漠、まさに地獄のような場所だった。壊れた地球を支配しようとするダークアーミー、人類滅亡のみが地球を救うと信じるカルト集団。環境破壊による地球、人類の滅亡という重いテーマをアドベンチャーとして読んだが、本当に起こるかもしれない地球の変化や人類の恐ろしさを自分の深い部分に感じた。運命を受け入れ果敢に立ち向かうのが今どきの高校生ジャックであったのと、ユニークで信頼できる仲間たちがいたから、最後までワクワク読めた。2019/05/06
柑露
1
ジャックとPJとイコって三角関係だけどしっかり仲間っていうのがいい。時間に振り回されたジャックも成長したなあ。これはゲームになったらアクション的な意味で面白いんじゃないかと思う。人間は今まで地球をいじめてきたんだよなあって実感した。2010/08/26
こめっこ
0
この巻が一番ジェットコースターなストーリーでした。しゃべる犬のギスコのジョークがもう読めないとは残念です。環境問題が絡んだこの作品はハリウッドが版権を得たようで、もしかしたら映画化されるかも知れません。まさにハリウッドの映画になりそうなストーリーなので、もし映画化されたら観に行きたいです。一番みてみたいのは、やっぱりギスコです!2010/05/19
杏子
0
シリーズ最終巻。今度の冒険は、千年後の世界にタイムスリップして、中近東の砂漠世界をさまよったり、また現代に舞い戻り、北極で死闘くりひろげたり。相変わらずのジェットコースター小説。ジャックが最後にした選択ははたしてそれでよかったのか?もっと迷うのかと思ったのに、けっこう簡単に決めちゃったので、あれ?と思ったけど。犬のギスコが個人的に好きなのだけど出番が少なくてちょっと残念。最後はほっとした。2010/05/01