ともだちのしるしだよ

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  • サイズ A3判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29X32cm
  • 商品コード 9784265810529
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

なんみんキャンプにくらす、リナとフェローザ。ふたりのしょうじょがかたほうずつみつけたいっそくのサンダルは、かけがえのないゆうじょうのあかしとなったのでした。「なぜ、わたしたちみたいなこどもをえがいたほんがないの?」という、ひとりのなんみんのしょうじょのことばをきっかけにうまれたものがたり。いたばし国際絵本翻訳大賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

158
アフガニスタンの国境に近い、パキスタンのペシャワール難民キャンプ。作者のカードラと難民の人たちとの体験にもとづいて作られた絵本です。あるきっかけで仲良くなった二人の少女、リナとフェローザ。お互いに相手のことを思いやり、青い花飾りのついた「ともだちのしるし」を貸し借りをしているうちに打ち解け、失った家族の話や思い出話、未来の夢を話します。お別れはいつでも切ないけれど、次の道に進むためのもの、またどこかで会えるといいね。きっとだよ。そう誓い合います。世界中のキャンプ地で、子どもたちは受け入れ先を待っています。2021/05/08

とよぽん

53
2009年発行。訳は小林葵さん(その当時高校生だった!)。ペシャワールの難民キャンプに暮らす2人の少女が出会い、別れる。戦争で父親やきょうだいを失って自分の国から逃げてきたリナ、おばあちゃんと暮らすフェローザ。裸足で生活する彼女たちは、ある日活動家のおじさんが持ってきた古着などの中から新しい黄色のサンダルを見付けた。絵が雄弁に語る。難民キャンプの乾いた空気や温度、人物の表情など、細密ではないのにとても細かく伝わってくる絵だ。難民を受け入れるアメリカに旅立つリナの家族・・・ともだちのしるしを手にして。2021/04/06

あかは

51
アフガニスタン近くのぺシャワールの難民キャンプで出会った二人の少女。つい、難民とひとくくりにしてしまうけれど、その実態はほとんど子供らしい。もっと知りたいと思った。そして、話の中の二人が再会出来ることを願う。2017/04/26

しろくま

25
アフガニスタンとパキスタンの国境付近にある難民キャンプでのお話。配給物資の中にあったかわいいサンダル。もし、片方しかなかったらどうする?もう片方を他の子が履いていたら?ある程度の豊かな生活を送る子どもなら、譲るかもしれないし、欲しがらないかもしれない。けれど…1日交代で履いたり、片方ずつ履いたり…そこで育まれる友情。難民とは?戦争とは?と考えるきっかけになりそうな良書でした。2019/01/10

そら

21
高学年の読み聞かせ候補に。実話に基づいてるのかな?サンダルを片方ずつ。「友だちのしるし」2023/05/23

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