内容説明
みねた村のあおたけ山にキジバトのおやこがすんでいました。ははバトは、こバトのためにすくなくなったたべものをもとめて、とびまわっています。どうやら、もりのいきものはみんなたべものがふそくしているらしいのです。そこで、きけんをしりながらあるばしょへ。―すると。
著者等紹介
五刀円[ゴトウマドカ]
庄原市立峰田小学校5年生。家は乳牛の酪農家で、祖父母、父母、弟の6人家族で育ち、小さいころから自然の中で遊び、動物と触れ合うことが好きだった。また、図書室にある本はほとんど読んでいるほどの読書家で、4年生のころから環境問題に関する本を読み始め、自然破壊によって自然や動物たちが苦しんでいることをみんなに知らせたいと願うようなった
朝川照雄[アサカワテルオ]
1953年、広島県呉市生まれ。この本だいすきの会会員。「あすく絵本の部屋」主宰。長年、保育園・幼稚園・小学校で読み語りをしている。東広島市在住
よこみちけいこ[ヨコミチケイコ]
1972年、広島県呉市生まれ、呉市在住。大阪教育大学芸術学コース卒。子育てのかたわら、創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
1
小学四年生の女の子原案の絵本。「夢プロジェクト授業」という、学校の取り組みでこの絵本を作ったそうです。絵と文章は大人の方ですけど、自然を愛する気持ちが伝わってきます。きっとたくさんの自然に囲まれた生活をされてたんでしょうね。絵本も素晴らしいけど、小学校の取り組みも素晴らしいです。身近な自然を大切にするところから、環境を守る第一歩が始まる。みんながみんなこういう気持ちを忘れないようにしてればね。地球温暖化を止める小さな一歩になるかもしれない。 2010/02/11
joyjoy
0
息子が学校の課題、絵本の読み愛(読み合い)のために小学校図書館から借りてきて、読んでくれた。事前の私へのアンケートで、好きな動物は小鳥と答えたところ、この本を選んでくれたようだ。以前、伝書バトのお世話をしたことがあるので、親子で鳩には思い入れがある。ひなの成長、ははバトの奮闘ぶりに、さまざまな思い出も重なり、感慨深かった。途中カープキャップの画にあれっ?と思ったら、原案は庄原の小学生!、共著者、画家も広島県の方。一層親しみを感じた。素敵な本を選んでくれてありがとう。2020/02/05