吃音のこと、わかってください―クラスがえ、進学、就職。どもるとき、どうしてきたか

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784265802128
  • NDC分類 378.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

わが子の吃音は自分のせい、と責めていたり、吃音の子どもとどう接したらいいかわからないという親御さん必読の書!

うちの子、吃音!? そう気づいたら読む本
わが子の吃音は自分のせい、と責めていたり、吃音の子どもとどう接したらいいかわからない親御さんに読んでほしい、吃音の人の思いが詰まった一冊。専門家のアドバイスも。

どうやって、吃音を軽くするか、という専門書はたくさん出ているが、親御さんの知りたいことは、「この先、うちの子はどうなっていくのか」「どう接して、いったらいいのか」ということ。小・中・高・大学生、社会人、専門家、そして、吃音の子どもをもつ親たちにインタビューを重ね、その重い胸の内を語ってもらった一冊。

【著者紹介】
【北川 敬一・著】  京都市出身。早稲田大学第一文学部人文学科、多摩芸術学園映画学科を経て、現在、映画、ドラマ、ドキュメンタリーなど映像全般の企画・制作・演出家として活動。自身も吃音者。日本工学院クリエイターズカレッジ非常勤講師。主な監督作品に、映画「鷲宮☆物語」、ドラマ「野ブタ。をプロデュ―ス」、ドキュメンタリー「GOOD-BY」、「空気」、「ただ、そばにいる」(第32回厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財)など。

内容説明

親が子どもの吃音と向きあうための入門書。あなたのまわりに吃音の人がいたら、ぜひ、手にとってください。彼らの心の叫びがつまっています。

目次

第1章 小学生と中学生の親の気持ち
第2章 高校生と大学生の吃音の気持ち
第3章 社会人の吃音の気持ち
第4章 「吃音の気持ち」を話しあう
第5章 臨床と指導の現場から
第6章 吃音に向きあう、小学生と中学生のヒカル君の場合

著者等紹介

北川敬一[キタガワケイイチ]
京都市出身。早稲田大学第一文学部人文学科、多摩芸術学園映画学科を経て、現在、映画、ドラマ、ドキュメンタリーなど映像全般の企画・制作・演出家として活動。自身も吃音者。日本工学院クリエイターズカレッジ非常勤講師。主な監督作品に、「ただ、そばにいる」(第32回厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小木ハム

16
″吃音観″は人それぞれで、隠したい・治したいと思う人もいれば相棒だと思って付き合っていく!と捉える人もいる。不便と思っている人がいれば、不幸と鬱ぎこむ人もいる。これは本人の性格と家庭、学校でどのような人間関係を築いてきたかによると思う。それぞれのコミュニティに理解者がいれば、前向きに受け止められるのではないか。ただ、″どもらない人″が『どもってもいいんだよ』と声をかける事はタブーである。いいかどうかは本人が決めることであり『お前に何がわかるんだ』と反感を買う恐れがある。2020/03/14

CCC

8
保護者、当事者の話が中心になっている。吃音を認めるかどうかで葛藤するのは、やはりよくある事らしい。個人によって症状の違いが大きく、治る人もいるというのは少し驚きだった。けれど基本は折り合いをつけていくもの、と捉えるのが妥当そう。子供と若い人の話だけで、中高年について触れられていないのは残念だけど、そこはサブタイ的に仕方ないか。2017/09/27

いちの

7
タイトルのわりに内向的な本。「吃音の当事者、関係者の方々に」ひろく読んでほしいそうです。でも、本人やご家族のインタビューから想像だけでは分からない悩み、葛藤が読み取ることができ、入門書としても分かりやすかったです。言葉がけや接し方は本人の気持ち次第で正解がかわってしまう。構音のことも勉強したいです。2013/10/29

タラヲ

6
吃音を持った方の体験談が中心の内容になっています。学級で吃音持ちの自動がおり、支援に悩んでいたときに先輩から薦められた本です。読了し、吃音についてあらましの知識をつけることができました。具体的に吃音にはこうすればよい、ということは特に明記されていません(そういう趣旨の本ではない)。難しい問題であるというのが正直な感想です。2014/01/31

ちくわ

4
吃音を持つ人々、保護者の率直な気持ちが書かれた本。それぞれの人が、吃音に「向き合い」生きている。「受け入れる」か「克服しよう」としているかは別として「向き合っている」。特に、吃音を向き合えていなかったとき、自分に仮面をつけて、自分の本来の気持ちを押しこめていたという言葉は印象的。僕たちは、他人を理解することはできないかもしれない。しかし、想像することはできる。他人の気持ちを想像し、人々が生きやすい世の中を作るにはどうしたらいいのか。身の回りに吃音の方がいる人には読んでほしい1冊。心が叫びたがっている。2015/11/01

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