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内容説明
いじめ問題に取り組む弁護士による「いじめ予防授業」を本書上で展開。いじめを防ぐために、そして立ち向かうために、「子ども」「親」「学校」にできることを具体的にアドバイス。
目次
第1章 わたしのはなし(捨てられる?;オシッコ ほか)
第2章 弁護士のいじめ予防授業(いじめの「予防接種」;「いじめられる側も悪い?」をテーマに ほか)
第3章 いじめに立ち向かう 実践編―みんなにできること(いじめの境界線;相手を無条件に受け容れることの大切さ)
第4章 いじめに立ち向かう 実践編―親にできること(親としての対処法;第三者の活用)
第5章 いじめに立ち向かう 実践編―学校にできること(学校へのアドバイス)
著者等紹介
平尾潔[ヒラオキヨシ]
愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。サラリーマンとなるが、一念発起して働きながら司法試験を目指し、平成10年司法試験合格。平成12年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。同会の「子どもの権利に関する委員会」委員を歴任、平成20年度副委員長。平成19年より「東京都子どもの権利擁護専門相談事業」専門員。子育て支援団体「こうとう親子センター」理事。弁護士として少年事件、いじめなど、子どもに関する事件を多く手がけ、学校での「いじめについての授業」を行っている傍ら、休日は少年野球のコーチとして地元の少年たちと接している。家族は妻と二男一女(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大泉宗一郎
12
弁護士である著者は、各地の小学校を回って「いじめ予防授業」を講演しているという。講演と言っても体育館ではなく、教室内という規模のもの。そのなかで、どうしていじめがいけないのか、いじめを止めるにはどうすればいいのか、短い時間で子どもたちに問いかける。それは、当たり前のことだからと言って、よく考えもせずに過ごしていたり、自分なりの理由付けをして納得していたものだったり、著者の授業は、そういう言葉にしなければならないことを伝えている。この本は、その延長にある。もっと多くの人に読んでほしいと思う。2016/03/26
てくてく
8
いじめの被害者であったことも加害者であったこともある弁護士によるいじめ予防授業。いじめの予防接種として小学校などで行っているいじめ予防対策や、実際にいじめに遭った時の学校との交渉方法などが盛り込まれてあり、平易な文章で書かれているにもかかわらず内容は豊か。2018/07/20
あべし
4
この本を読みながら考えたことが2つあります。 ① 自分の原体験を子どもたちに伝えて、具体的に教えること ② 同じことをやっているはずなのに、どうして周りの人の対応が違ってくるのか、境界線を教えること いじめは悪い。そんなこと、誰だって分かっています。しかし、何がいじめになるのかがはっきりしていないため、子どもたちも悪気もなしに、相手に嫌な思いをさせてしまいます。そして、何の気なしにやっていることで、子どもたちは、人の見る目に差が生まれます。 その感情の差と向き合わせることが大切だと思いました。2022/12/03
ゆうゆう
4
いじめの予防接種!発想がいい!そうだ予防だ!子どもたちの素直な反応も興味深く読めた。子どもの柔らかい頭のうちに、無邪気とわざとも分けられない意識のうちに、おぼえたことは忘れない。柔らかい心に教えてられる大人がもっと、もっといれば良いなと思った。お堅い印象の弁護士さんからいわれると、納得の事ばかり。こんな授業なら忘れないだろうな。2016/09/17
ゆー
3
軽い気持ちで手に取ったけど、結構いい本だった。いじめの授業をするときに参考になりそうだなぁ。手元に1冊あってもいいなぁ。2011/02/25
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