出版社内容情報
おばあちゃんちの近くの雑木林に、ぼくの友だちのクヌギがいる。枯れて、死んでも、また会えた。自然の営みを見つめてきた写真家・今森光彦がつづる命のつらなりの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
150
先日の3作に続いて、遡ってシリーズ第二弾を読みました。ほとんどホラーのような迫力のある作品です。結局自然は循環して繋がって行くんですね。 https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b590540.html2022/03/11
ふじ
21
闇は光の母シリーズ2作目。虫ジャンルでお馴染み今森さんが子どもの頃お気に入りだった田舎のクヌギの木が主人公。植物も、命は巡る。絵が淡い色合いなのに不思議と迫力があり見入ってしまった。2022/08/28
Takanori Murai
17
クヌギは男子の宝島。クワガタがいればスズメバチもやってくる。こどものころ生と死を肌で感じるのはこんな自然のど真ん中だった。命をこの絵本から感じ取りましょう。2022/07/11
おはなし会 芽ぶっく
17
闇は光の母シリーズ2。夏休みに訪れるおばあちゃんちの近くの雑木林に、少年のともだち「おおきなクヌギ」がいる。毎年会いに行く度にクヌギの姿が変わっていき、とうとういなくなってしまった…。けれど少年は新しい命の芽吹きや、生きものたちの違う形での生活が新しい発見としてみつけた。2022/04/06
ころちくわ
16
「闇は光の母」シリーズ2。作者は世界の辺境の地を取材し続けている写真家。雑木林の大きなくぬぎの木。樹液を出してカブトムシと暮らしていたが、死んでしまった。森を探検する気分にさせてくれる絵にも迫力がある。2023/03/23