出版社内容情報
しなやかハートですごそう!子どもが自分に不利な状況に対処するのを助ける、子ども向けレジリエンスの本。動物の写真がアドバイスを押しつけがましくなく伝える。
目次
不安ってなに?
自ここうてい感ってなに?
話してみよう
計画を立てよう
あたらしいことをやってみよう
自信をもつには
じぶんらしくいること
心配ごととつきあっていく
前むきになってみる
アドバイスを聞く
友だちをつくる
きちんと食べて、体を動かす
いまのじぶんを好きになる
しなやかハートですごそう!
保護者の方と学校の先生へ
著者等紹介
ヘッド,オナー[ヘッド,オナー]
イギリスのデヴォン在住。子どもの本の著者・編集者。これまでに100冊以上の本を手がける
川野太郎[カワノタロウ]
翻訳家
小林朋子[コバヤシトモコ]
静岡大学教育学部教授。学校カウンセリング、教育相談、生徒指導について研究や実践活動を行う。精力的に、子どものレジリエンス(精神的回復力)と関連要因に関する研究と、レジリエンスを育てる包括的な学校での支援について実践を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニャーテン
8
頻繁に出てくる“しなやかな心”という表現はちょっとわかりづらく、“信頼している大人に話してみよう”のアドバイスはハードルが高いように感じるかな。でも、難しい言い回しの多い印象の児童心理関係の中で、こちらは子ども自身に語りかける親しみやすい文章が好印象。「不安ってなに?」から始まって「計画を立てよう」「自信をもつには」「心配ごととつきあっていく」等不安に対処するプロセスが簡潔にまとめられ、どういう方向に導いていけばいいのか親にありがたいヒントも多々あった。不安症気質の8歳息子とくり返し読んでいこうと思う。2024/05/13
遠い日
5
「キッズなやみかいけつ 子どもレジリエンス」シリーズ。コロナ禍の今、大人も子どももことばにできないような不安を誰でも抱えていると思います。先が見えない感染状況、収束後もコロナ以前の世界にはもう戻れないという漠然とした未来。子どもたちの「不安」を子どもたち自身が少しでも取り除く方法を知ることで変わることがあるかもしれません。自己肯定感というもの、だいじなんですね。子どもたちのために、大人が賢くならなければいけないと強く感じました。2021/04/02
必殺!パート仕事人
2
このシリーズ、「しなやかに」というのが何度も出てきました。友達が簡単に作れない人もいるし、不安に思うことは恥ずかしいことではないとあります。2021/04/18
てるおはぎ
0
この処方箋は大人にこそ必要だな〜負の感情との付き合い方〜