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出版社内容情報
天の国を治める神、天照は、弟の須佐之男の乱暴に怒り悲しみ、洞窟に隠れてしまった。すると天も地も真っ暗になり闇夜が続いた。小学校低学年から楽しめる日本の神話絵本。
内容説明
このおはなしは、古事記という奈良時代にできたとてもふるい本にのっているおはなしです。古事記は、大地もまだできていないようなおおむかしのおはなしからはじまって、たくさんの神さまたちが登場する、神話や伝説をまとめたものです。
著者等紹介
ふしみみさを[フシミミサオ]
伏見操。1970年埼玉県に生まれる。上智大学文学部仏文科卒。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、フランス語、英語を中心とした子どもの本の翻訳家に
コックス,ポール[コックス,ポール] [Cox,Paul]
1959年パリに生まれる。独学でアートを学び、絵画、絵本、グラフィックデザイン、舞台美術、衣装デザインなど、さまざまな分野で活躍している。パリ市、ナンシーのオペラ座、ジュネーブの大劇場はじめ、数多くのポスターも制作。Jeu de Construction「構築遊び」、Aire de jeu「プレイグラウンド」(ともにパリ、ポンピドゥセンター)では、ビジターが遊びながら参加することで、どんどん変化していく形の展示を展開した。絵本『えのはなし』(青山出版社)では、ボローニャ国際児童図書展で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
42
先日読んだ『ヘビと船長』で知ったフランスの画家ポール・コックスの絵で、まさかの日本神話古事記。濃い赤がとても印象的で、どのページも錦絵のように美しい。こちらはアマテラスがお隠れになる“天の岩屋”のおはなし。アマテラスとスサノオが、神々の子どもを吹き出す絵がとてもシュールでコミカルで可愛い♡そして、やっぱりスサノオの悪事が最悪すぎて可笑しい〰。笑 続編も早く読みたいです。2021/06/12
anne@灯れ松明の火
25
新着棚で。訳者として名前をよく見るふしみみさをさんが書いた日本の神話。優しい文章で、すぅっと頭に入ってくる。絵はフランスのポール・コックスさん。独特な色調のように思う。2020/12/13
ツキノ
21
2020年11月発行。神話の知識不足なのだけれど、須佐之男ってこんなにヘンな人だった?そして月読の話はないんだっけ?(E83-545)2021/03/23
麻ノ葉
8
自分の記憶ではこの神話のタイトルが「天の岩戸」だったのが始まりで、違和感を探すように読んでしまった。 日本の神話なのに、神様たちが洋服に靴の出で立ち。版画のようなタッチなのに、色合いがどこかポップ。絵がフランスの方だということは理由ではないだろう。何かねらいがあるのだとは思うが、私にはそれがよくわからなかった。 お話は知っているものとあまり変わりなく、分かりやすかった。2021/03/08
遠い日
6
「日本の神話えほん」シリーズ1。このシリーズはポール・コックスが絵を担当するのでしょうか。印象的な色使いで版画のような味わいがいい。日本人にはなじみ深い「古事記」から採った伊耶那岐神話、須佐之男神話をざっくりとまとめて、エピソードを抽出している。神様といえど、太古のこれらの方々は、暴力的であったり、わがままであったり、親子で諍いをしたり、まぁ人間臭いこと。2021/02/26